竜人たちの繁殖期(目次)

キャラ名ありません。
竜人がご飯シリーズの続編で、お世話係の繁殖期ネタ7話+ご飯担当の繁殖期ネタ9話の全16話。
視点が人間からお世話係の小さな竜人に代わっています。
人間相手だけでなく、お世話係とご飯担当の性行為描写もあります。むしろその2人が番となってそれぞれの繁殖期に相手を抱く(リバ)関係になるのがメインの話です。

下記タイトルは内容に合わせたものを適当に付けてあります。
性的なシーンが含まれるものはタイトル横に(R-18)と記載してあります。

お世話係の繁殖期
1話 番い届け
2話 繁殖期の日数
3話 繁殖期の常識
4話 丸い爪先
5話 食べられる(R-18)
6話 出た(R-18)
7話 多分、好奇心(R-18)

ご飯担当の繁殖期
1話 スリット訓練
2話 好きになったから
3話 ニンゲンが先でいい
4話 3人で気持ちよく(R-18)
5話 間に合わなかった(R-18)
6話 口の訓練(R-18)
7話 好きって言ったのに
8話 繁殖期中だった(R-18)
9話 ちゃんと気持ちいい(R-18)

 
 
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ご飯担当の繁殖期9(終)

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 ニンゲンが目覚めた時も、まだ体は繋げたままだった。
 途中でヒト型を解いて元の姿に戻っていたから、相手の勃起ペニスサイズは更に増していたのだけれど、スリットの中のペニスと軽く擦れる程度にしか挿入されていないし、中を突くような動きもされていないせいか、それなりに長時間相手の勃起ペニスを含んでいるにも関わらず、痛みはどこにも発生していない。
「もしかしてずっと入れっぱ?」
「そうだ」
「何回イッた?」
「数えてない」
「まぁでも、かなりイッたっぽいのはわかるな」
 既に何度も吐き出されたスリットはいっぱいで、隙間から溢れたそれが腹を随分と汚していたが、それを目ざとく見つけたニンゲンが楽しげに舌を伸ばしてくる。
「ひぁあっっ」
 縁を舐められただけでもゾワリと襲う快感に、甘く声を上げてしまった。
「いい声でるなぁ」
 感じてるの? と問われて、何度か首を縦に振る。実のところ、痛くないどころかしっかりちゃんと気持ちがいい。
 指や舌で掻き回される快感とは違うが、相手の大きな勃起ペニスが自身のスリットに入っているという事実と、それが自身のペニスと触れ合うことで相手が興奮を示してくれることが嬉しくて、軽く擦れ合う振動はめちゃくちゃ焦れったいのにじわじわと気持ちが良くて、相手が吐き出す熱をペニスに浴びながら一緒に絶頂したことが数回。
 大きな動きもない中でじわりと昂り、イッた後は動かず互いに落ち着くのを待つような今回の交合は、ただひたすらにゆったりとした快感に揺蕩うようで、繁殖期でもないのに頭の中がふわふわしている。
「イケるようになったぞ」
「まじで!? てかなんで???」
「苦痛がないからだろう」
 極力中を突かずにイッていると言いながら、露出した竿部分を扱いて見せる。
「なるほど」
「訓練のお陰で、横には充分広がったからな」
 この姿でも痛みなく先端を受け入れて貰えてると続く声が嬉しそうで、こちらまでなんだか嬉しくなる。間に合わなかったとガッカリしてたはずなのに、早めに訓練を開始して良かったと思ってしまう。
 相手の大きさに痛がっていたら、きっとこんな風に体を繋げ続けてはくれなかった。何度も射精を受け止めなければ、一緒に気持ちよくなるのは無理だった。
「射精時が特にキモチイイらしいぞ。相手の射精を自身のペニスで感じる気持ちよさやら喜びやらは確かにあるが、俺はそれで絶頂するまではしないから色々と感慨深い」
「なるほど。てか初めて貰うの、お前でもやっぱかなり嬉しいんじゃないか」
「当たり前だろう。負担を考えてお前に譲るほうがいいと判断しただけで、初めてが欲しくないとは言ってない」
「なら譲った甲斐があるな」
「ああ、やはりそういう意図もあったか」
 2人がなんの話をしているのかがイマイチわからず首を傾げる。
「ふたりとも、何、言ってる? 何、譲った?」
「何って、ここに初めて射精する権利」
「ひぁぅっ」
 スリットの縁をゆるっと撫でられて、またしても甘い悲鳴を上げてしまった。
「お腹いっぱい食べたら俺も射精するからさ。それを先にここに注ぐのは違うかなって」
「ぁ、あっ、あっ」
「けどもう、俺もここに射精していいよな」
 代わって、というニンゲンに従うようにずっとスリットに入っていたペニスがズルっと抜け出ていく。たっぷりと精液を注がれていっぱいなはずなのに、それでも開いてしまった隙間がなんだか寂しい。なんて思ったのもつかの間、すぐに場所を代わったニンゲンのペニスがちゅぷっと差し込まれてくる。
「んぁ……」
「ちっさくなって物足りないか?」
 確かに多少サイズは小さくなったけれど、だからって物足りないと思えるほど、こちらの容量はデカくない。
 首を横に振れば、可愛いと言われて額に唇が寄せられた。上向いて舌を出せばチュッと舌先を吸われたけれど、そのままチュクチュクと吸われることはなくあっさり離れていく。
「ぁあああっっ」
 どうやら自身から抜け出たペニスが、ニンゲンのお尻に挿入されたらしい。
 突かれながら突くのは怖いと言ってたはずだけど大丈夫だろうか。
 一瞬不安に思ったけれど、ニンゲンが中を突いてくることはなかった。半分ほどをスリットに含ませ、露出部を握って扱き出す。
「ぁ、……あっ、……」
 ニンゲンが気持ちよさそうに喘ぐ間隔もゆったりだから、ニンゲンが激しくこちらを突いたり揺すったりせず済むように、きっと調整してくれているんだろう。
 繁殖期真っ最中なのに。とも思うけれど、それが可能なヒトだということはもう充分に思い知っている。
 だからニンゲンの勃起ペニスとゆるっと擦れ合う気持ちよさに、安心して身を委ねた。

<終>

12月ももう終わりということで、お世話係の孫話には手を出さず、お話の更新はこれで最後にしようと思います。
目次ページ作ったりご挨拶やらは年越してからになりそうですが、10年を超える活動にお付き合いくださって本当にどうもありがとうございました〜ヾ(≧∇≦*)/

 
 
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ご飯担当の繁殖期8

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 背後から抱きしめられていた体をくるっと返されて、寄せられる顔に反射的に舌を差し出した。ニンゲンがそうするように舌先にチュッと吸い付いた相手は、チュクチュクと舌を舐めしゃぶりながら、またスリットに指を入れてくる。
 口の中に相手の舌が入っているわけではないから、うっかり口を閉じても自分の舌を噛むだけだ。できればそれも避けたいから、必死で舌を差し出しながら快感に耐える。
「んぅうっっ」
 何度も焦らされた体はあっさり昂って、イッてしまいそうで思わず唸ったけれど、今度はもう止めてとは言わなかった。
 ただ、このままイカされる覚悟とは裏腹に、スッと顔も指も離れていく。
「え……」
「かわいい」
 こちらの戸惑いに、相手の熱い吐息とそんな言葉が掛かって、さらに「すまない」という言葉が続いた。
 可愛い要素なんてあっただろうか? とか、なぜ謝られてるんだろう? とか、混乱する中で「さすがにこれ以上は理性が危ない」と言われて、相手が繁殖期中だと思い出す。
 平然と話す姿にうっかり失念していた。
「一度しっかりイってからと思っていたが待てそうにない」
「そんなの気にせず、どうぞ入れて下さい」
 そのための訓練だったし、今自分がここに居る理由でもある。
 再度「すまない」と言いかける相手の口に手のひらを押し当てて、謝罪は要りませんと告げれば、ひとつ頷いて「ありがとう」と笑う。ホッとして笑い返せば、抱えられてベットに倒された。
 体格差が大きいのでどちらかが上になる体勢は不向きで、互いに横向きに寝て入れるのが一番負担が少ない。というのが訓練の結果判明している。
 それに倣って側臥位で向き合ってスリットとペニスの位置を合わせた。
「入れるぞ」
「はい」
 ジッと見つめてしまう先、大きく膨らんだ先端がクプリとスリットに入り込む。ニンゲンのより多少大きいものの痛みはない。
「大丈夫です」
 軽く上向けば、同じようにジッとその場所を見つめている視線を見つけて先を促した。見つめるだけでなく、動きそのものも止まっていたからだ。
「痛かったり苦しかったらすぐに教えてくれ」
 少し上擦った声が相手の逼迫した状況を知らせてくるから、わかりましたと返しながらも、できる限り隠そうと思った。なのに、隠すどころか痛みや苦しさが発生する前に、相手は「ここまでだな」と言って挿入を終えてしまった。
 多分半分も入っていない。先程「先端を含んで貰えればいい」みたいに言っていたから、相手はこれで満足なのかも知れないが、こちらとしてはやはりどこか物足りない。
 どこかが傷つくのは困るけれど、多少苦しいくらいは全然構わないから、もっとしっかり相手を感じたかった。
「まだ平気ですが」
「うん。でももう、お前のペニスと擦れてるのがわかるから」
「でも、」
「充分気持ちいい」
 痛みも苦しさもないですと訴えたけれど、じゃあもう少し、なんて言ってくれるタイプじゃないのはわかっている。それでも食い下がろうとしたら、宥めるような声音でそう告げられて、軽く目元を撫でられた。
 その指に釣られるように、本気で言ってるのかと疑う視線を送ってしまえば、とろりと緩んだ瞳とかち合ってドキリとする。興奮は、されている。
「本当に?」
 それでも確かめるように聞いてしまえば、すぐに「本当に」と返されたけれど。
「その、イケるんですか? これで?」
 さらに問いを重ねてしまったけれど、だって信じられない。
「問題ない」
 そう言って、相手はペニスの入り切らずに露出した部分を扱き出す。なるほど、とは思ったけれど、半分以上自慰だなとも思った。
 まぁ、仕方がない。そう思いながらこっそり溜息を吐き出せば、そんな顔をしないでくれと、困った様子の声が聞こえてくる。
「こんな小さな体で欲しがって貰えただけで、本当に、充分なんだ。先端だけだろうとお前と繋がれて嬉しいし、見ているだけでも興奮する。この中を、自分が吐き出したものでいっぱいにしていいと考えるだけで、イキそうだ」
 熱い吐息とともに、うっとりと吐き出されてくる言葉には、多分きっと嘘はない。
「あの、じゃあ、せめて」
 握って扱くのを手伝わせてとお願いしたら、嬉しそうに快諾された。

続きました→

 
 
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ご飯担当の繁殖期7

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 味覚を変えられてしまったニンゲンと違って、間違っても美味しいなんて思えないような物を咥えたり舐めたり飲み下したりするのは、間違いなく深い愛ゆえ。というのは、まぁ、わからなくはない。
 突っ込む側も、噛まれない、もしくは噛まれても許せる、という信頼と愛とが無ければとても出来ない行為。というのにも納得ではある。
 ついでに言うと、噛んでしまわないように口を開いたまま固定する器具、なんてものも存在するらしい。でもそんなものを付けた口に突っ込んでまで欲を発散したい気持ちはないそうだ。
 残念だと思ってしまったら、まさか使われたいのかと驚かれたけれど、番いの欲を問題なく受け止めたい気持ちはそんなにオカシナものではないと思う。噛まずに受け止められる自信がつくまでそれを使って訓練するのも、全然有りだった。
 まぁこのヒトにはニンゲンというパートナーが既に居て、だからそこまでする必要はないと思うんだとわかってはいる。スリットに先だけ突っ込むので良い、なんて言えるのだって、全てを受け入れてくれるニンゲンが居るからだろう。
 だから、口でしますとか、口に入れてとか、言って良いのかすらわからない。口の方が圧倒的に大きいから、含める量だって多くなるけど、どちらの方が気持ち良いのかもわからない。
 自身の繁殖期中、竜人姿のこのヒトに口でされたことはない、というのも大きい。どの程度気持ちが良くなれるのか、さっぱりわからない。
 ただ、絶対ニンゲンに口でして貰う方が気持ちいいだろう、とは思う。
 口を窄めて吸われる気持ち良さを知っているが、あれを真似る事は到底出来ない。
 たいして気持ち良くない上に、最悪噛まれるリスクがあるような事に、許可を出すだろうか。
 考えるほどに、相手の発情を口で受け止める難しさに気づいてしまって、だから事前に知らされる事がなかったんだと納得してしまうのだけど。でも、だとしたら今この瞬間に、訓練しておけば良かったなんて話がなぜ出るのかわからなくなる。
「口の訓練、しておけば良かったって、本当に思ってるんですか?」
「ああ、思ってる」
 同じように何かを考え無言になっている相手に問えば、はっきりと肯定された。
「なんでですか?」
「なんで、って、小柄である事やヒト型を取れないことを、そこまで気にしていると思ってなかったのもあるし、お前の、番の発情を受け止めたいという気持ちを侮っていた、とも思う」
 番の発情を受け止める他の方法がある事を、もっと早くに共有して、どうしたいか相談くらいはしておくべきだったと反省している。らしい。
「番としての責任感だとか、訓練すればスリットで気持ちよくなれると知ってしまったことだとか、そういった比重が大きいのだと思っていて、訓練の成果的に、こちらとしては、あまり無理をさせたくない気持ちが大きかった。これまでの努力の結果として、繁殖期に勃起ペニスをスリットに入れて射精を受けた、という事実が一度でも作れれば満足かと思っていた」
 一度で満足だと思っていた、という部分に、ひどくガッカリする。そんな風に思われていたなんて。というか、一度しか入れてくれないつもりなんだろうか。
「私、好きになったから抱かれたいって、いいましたよね?」
「そう言えば断られないとわかっていただろう?」
「それは、まぁ、そうですけど」
「繁殖期中以外でお前に好きだと言われたのはその時だけだし、お前がこいつへ向ける好意はもっとはっきりわかりやすいじゃないか」
 傍らで眠るニンゲンを指してそう言う声は、どこか拗ねているようにも感じる。
「それは、お互い立場ってものがあるでしょう」
「プライベートのスリット訓練中も、お前は俺に甘えたり好きだといったりしなかった」
「訓練だからです。あと、ニンゲンにだって甘えたり好きだと言ったりしてません」
「俺に対してよりは甘えてた」
「多分それ、あなたよりニンゲンのが私を甘やかすせいですよ。というか見た目のイメージからか、子供扱いされてるとこ、ありますよね」
 自分たちは2人とも、小柄だからといって成人済みの竜人を子供扱いするような真似をするのは明確な侮辱となる、という常識の中で生きているけれど、ニンゲンにその常識は通じない。
 わかっているし、今後もずっと囲われた部屋の中で過ごすことが決定している彼に、こちらの常識を押し付ける気もない。子供扱いされたからと特に不満だとも思わない。
「もし俺が同じように子供扱いしたら?」
「別に怒りはしませんよ」
「本当に?」
「さっき、いい子だ、とか言われましたけど、怒ってないでしょう?」
 私の年齢知ってます? と聞いたら、知ってると気まずそうな声が返ってきた。
「私たちの数年なんて誤差ですし、ほぼほぼ同い年ではありますがあなたは番なんですから、いい子、は愛情表現ってことにしておきます」
 ニンゲンを愛でるのと同じ感覚でつい言ってしまったのだと思うし、ニンゲンと同じように扱われるのは多分きっと嬉しい。

続きました→

 
 
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ご飯担当の繁殖期6

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 関係的にもスタミナ的にもニンゲンが優先されるのは納得なのに、体が小さいことやヒト型になれないことで、2人が交わる姿をただ見ているだけなのが辛い。
 自身の繁殖期では、ニンゲンが口でしている時もお尻に入れてる時も、番相手が何もせずに見ているだけ、なんて状況は起きなかったから勘違いしていた。番の繁殖期にも、同じように混ざれると思ってしまった。
 勝手に期待して勝手にがっかりしてるだけなので、悪いのは自分だ。
 体の小ささも訓練の結果もわかっていて同席したのに、全てを受け止めて、受け止めて貰って、気持ち良さそうにしている2人を見て辛いと思うのだって、やっぱり自業自得でしかない。
 悪いのは自分とわかっているから、自分からねだったくせにやっと抱いてもらえるという直前になって、こんなに落ち込んでしまってむしろ申し訳なかった。
 その申し訳なさがさらに気持ちを沈ませる悪循環に嵌まり込んでいる。
 発情中のはずなのに今のお前を抱くのは躊躇うと言われて、じっくり聞き取りされてしまえば、そんな情けない事情を話さないわけにはいかなかった。
「謝る必要はないし、さすがにお前にまで気を配る余裕がなくて、こちらこそ申し訳なかった」
 話を聞き終えた相手においでと呼ばれて近寄れば、ひょいと持ち上げられて座る足の上に後ろ向きに乗せられた。
 両手を取られてムニムニと揉まれたあと、右手はそのままに左手だけスルスルと腕を登って肩を撫で、更に首からおとがいを通って口の先に押し当てられる。
「口開けて」
 何が起きるんだと思いながらも従えば、そのまま指先が口の中に入ってきてドキドキする。主に、うっかり噛んでしまわないかという方面の緊張だけど。
 なんせ相手はいまヒト型をとっていて、歯先が掠めただけでも下手したら流血するくらい、その皮膚が薄く柔らかいことを知っている。
「もっと大きく」
 その指示にも従えば、指先どころか手の平全てが口の中だ。
「いい子だ。この状態で、俺の指が舐めれるか?」
 触れてしまわないように引っ込めていた舌を伸ばして、開いた口の中に浮かぶ手の指に舌を絡めた。ニンゲンのようにチュッと吸い付くのは無理だけれど、長い舌を使って一本一本確かめるように根本から舐め扱いていけば、背後から甘やかな息が漏れてくる。
「気持ちいい」
 上手だなと褒められて、一体なにをさせられてるんだと思う気持ちはあるものの、やはり嬉しい。
「今からスリット弄るけど、なるべくそのまま舐めててくれ。指だけじゃなくて、手の平も。可能なら、手首も」
 えっ、と内心驚いているうちに、ムニムニと揉まれ続けていた右手から相手の手が外されて、ゆっくりと腹に回ってくる。
 既に緩んだスリットは、あっさり相手の指を受け入れた。
 クチュクチュと掻き回されれば、ずっと焦らされていた体はあっという間に昂って、このままだとあっさりイカされてしまうと思って焦る。
「んぅ、んんんー」
 指に舌を絡めたまま抗議の声を上げれば、苦しいかと聞かれて緩く首を振った。苦しいとか痛いとかはないけれど、でも続けられるのは困る。
「ゃあ、いっひゃう」
 口を開いたまま無理やり声を出せば、イッていいよと返されたけど。
「やぁ、ぁあっ」
 やだやだと繰り返したら、スリットからも口の中からも相手の手が抜けていって、お願いを聞いてもらえたのになんだか寂しい。
「イクとき噛みそうだったか?」
「あの、なんだったんですか、今の」
 質問には答えずにそう問いかければ、「スリットだけじゃなく口も訓練しておくべきだったなと思って」と返ったけれど、やはり意味はわからなかった。
「口の、訓練?」
「そうだ。体格差のあるカップルは少なくて、参考にしていいか迷うところもあったし、スリットに先を含んで貰うくらいは出来そうだと思ったから、それで良いと思ってたんだ」
 どうやら、体格差のある雄同士の竜人カップルの大きい側は、スリットに突っ込むのではなく口に突っ込む事もあるらしい。

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ご飯担当の繁殖期5

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 結論から言うと、訓練は間に合わなかった。
 ニンゲンの勃起ペニスは結局全部は入らなかったし、指や舌でならあんなに気持ちがいいのに、ペニスだと快感よりも苦しさが勝ってしまう。
 ニンゲン相手にそうなのだから、ニンゲンよりも絶対勃起サイズが大きい番相手のペニスはきっと半分以下しか入らないし、下手したら苦しいだけで済まなくて痛みだって感じる可能性もある。
 だとしても、番の繁殖期に自分だけ蚊帳の外だなんて絶対に嫌で、同席させないと言われても食い下がる気満々だった。
「明日の夜には繁殖期が始まりそうだから準備を頼む」
「私も同席しますよ」
 少し余裕を持たせて12日分くらいの食事やらをあの部屋に運び込んで欲しいと言われて、2人分ですかとは聞かずにそう宣言すれば、相手は一瞬黙ったあとで「わかっている」と頷いた。
 もっと抵抗されるかと思っていたので拍子抜けだった。
「いいんですか?」
 思わずこぼせば、あの頑張りを無駄にしたくないのは一緒だと返されて、無理をさせるつもりはないからチャレンジくらいはさせてくれと頼まれてしまった。次の繁殖期までお預けになるのはあまりに長い、とも。
 ずっと、番に抱かれてみたい自分の欲求に、乗り気ではない相手を巻き込んでいるだけだと思っていたんだけど。今の言い方だと、相手も自分に発情を受け止めて貰いたがっているように聞こえてしまう。
 だったらいいな、と思いながら休暇届にサインして、あとは言われたとおりに準備を済ます。
 期間が長い分、自身の繁殖期より用意する量が多いけれど、繁殖期そのものは3度目なので慣れたものだ。
 明日の夜には、とのことだったからニンゲンの朝食は必要かと思ったけれど、ニンゲンがいらないと言うので結局誘われるまま彼らの部屋に泊まり、目覚めてからは準備と称して早々とスリットを弄られている。なお、弄っているのはニンゲンで、そのニンゲンのお尻はヒト型になった男が解している。
 ただイッたら終わる訓練とは違って、相手の発情を長期に渡って受け止めることを想定しているので、ゆるく気持ちよくはされてもイッてしまうような強い刺激は貰えない。しかも、発情直後はまず口から食べたいニンゲンの食欲を優先するから、その間は中途半端に昂った体を持て余しながら2人を眺めるしか出来なかったし、お尻を突かれ出してからはニンゲンがまたスリットを弄ってくれたけれど、いつもの半分も気持ちよくなれなかった。
 お尻を突かれて気持ちよくなっている状態なのだから当然ではあるんだけど、だったら無理して弄ったりせず、勃起したペニスを入れて欲しかったんだけど。突っ込まれながら突っ込んだら怪我させそうで怖いと言われて、さすがにこの小さな体が疎ましい。
 番の繁殖期に自分だけ除け者なのはきっと寂しい、というのもスリットの訓練を頑張った理由の一つだけれど、同じ空間に居るせいで余計に寂しい目にあっている気さえする。
 だからか、ニンゲンが疲れて一旦眠った頃には、気持ちがだいぶ落ちていた。自分の番だ! と喜んだり張り切ったりする気力がない。
「もしかして怖くなったか?」
 いまだヒト型を保った番に顔を覗き込まれたけれど、何を聞かれているのかイマイチわからなかった。
「何、怖い?」
「俺の勃起したペニスを見るのは初めてだろう?」
 言われて視線を向けた場所にあるペニスは、間違いなくニンゲンのよりも大きい。太いし長いし、これをほぼほぼ全て体の中に迎え入れて、それが気持ちいいと喘いだニンゲンは本当に凄いと思う。
 この大きさをこの小さな体でどこまで受け入れられるだろうと考えてしまって、また少し気持ちが沈む。入りきらないのなんて最初からわかりきっていたのに。
「怖い、ない。だいじょぶ」
「本当に?」
 頷けば、ならなぜそんな顔をと問われてしまったが、一体自分はいま、どんな顔を晒しているんだろう。
「俺、顔、わからない」
「この姿だと竜人族の言葉は使えないが、聞き取ることは出来るから使って構わない」
 もう少し詳しく説明をと言われて、自分が今どんな顔をしてるかわかりませんと言い直しはしたけれど、もちろん、相手が求めている答えでないことはわかっていた。

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