今更嫌いになれないこと知ってるくせに(目次)

診断メーカー(http://shindanmaker.com/474708)から頂いた
あなたは『「今更嫌いになれないこと知ってるくせに」って泣き崩れる』誰かを幸せにしてあげてください。
というお題を、叔父と甥の2人で書いたらメチャクチャ長くなりました。
全34話です。

キャラ名はありません。
視点の主は叔父で、甥との年の差は10歳あります。
気持ちのベクトルは最初 義兄(甥父)←叔父←甥 ですが、最終的には叔父と甥で両想いハッピーエンドです。
最終的な肉体関係は叔父×甥ですが、途中、甥が叔父を押し倒して強引に色々弄るシーンなどもあります。

義兄への気持ちに気づいた後、実家とも姉家族とも久しく疎遠にしていた主(叔父)の家に、義兄そっくりに育った甥がある日突然押しかけてきた夏から、甥が高校卒業する春までの半年ちょっとの間の話です。
義兄への想いと甥への想いの間で主(叔父)が揺れまくって相当グダグダしてます。

下記タイトルは内容に合わせたものを適当に付けてあります。
性的なシーンが含まれるものはタイトル横に(R-18)と記載してあります。

1話 突然の訪問者
2話 懐かしい味
3話 義兄の夢
4話 義兄で自慰(R-18)
5話 自慰失敗(R-18)
6話 甥の手で(R-18)
7話 甥へのカミングアウト
8話 約束の週末
9話 甥の告白
10話 父さんの代わりでいい
11話 甥の経験値(R-18)
12話 甥の緊張(R-18)
13話 可愛い声(R-18)
14話 甥自身の手で拡張(R-18)
15話 拡張交代(R-18)
16話 指3本とお尻での快楽(R-18)
17話 ここまでで
18話 甥の帰宅
19話 姉の電話
20話 義兄の待ち伏せ
21話 甥の部屋
22話 甥の進路
23話 甥への好きを認める
24話 その気持ち、試していいの?
25話 今更嫌いになれないこと知ってるくせに
26話 親・姉・義兄に知られている可能性
27話 自分の覚悟
28話 良い報告
29話 甥の卒業と同居開始(R-18)
30話 まずは手で一緒に(R-18)
31話 性急に解す(R-18)
32話 繋がる(R-18)
33話 同時に果てる(R-18)
34話 明日も明後日もその先も

 
 
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親友に彼女が出来たらクラスメイトに抱かれる事になった(目次)

日々投稿する小ネタのつもりで書いたもので、正直こんなに長く書く予定がまるでなかったものなので、キャラの名前は一切出てきません。途中けっこう後悔しました。でも名前つけて出すタイミングがわかりませんでした。
彼だのあいつだのが誰を指すのか、わかりにくい可能性があります。読みにくかったらすみません。
 
登場人物は 視点の主・親友・クラスメイト の3人です。
親友に彼女が出来たさい、親友に片思いしている主にクラスメイトが、やらせるなら慰めてやると代理セックスのお誘い。
行為を重ねるうちに主の気持ちは親友からクラスメイトへ移っていくが、好きになったとはいえずに親友が好きな振りを続けてしまう。
そんな主ですが、最終的にはクラスメイトと恋人になります。

下記タイトルは内容に合わせたものを簡単に付けてあります。
なお、シリーズに移すにあたって、「色々コネタ」「R-18コネタ」のカテゴリは外しました。「R-18コネタ」で投稿したものに関しては、タイトル横に(R-18)と記載してあります。
タグもこの目次頁に一括して載せ、各頁のものは外してあります。

12月31日追記。
続編「大学生になったら親友にも彼氏ができたかもしれない」(全2話)追加しました。

1話 おかしな誘いに応じる
2話 始める前の確認
3話 キスだけでもう気持ちが良い
4話 手と口で(R-18)
5話 重ねる行為に情がわく(R-18)
6話 親友に気付かれて話し合い
7話 親友の応援
8話 クラスメイトからの告白
9話 気持ちの確認
10話 恋人同士のH(R-18)

< 続編 >
大学生になったら親友にも彼氏が出来たかもしれない1
大学生になったら親友にも彼氏が出来たかもしれない2(終)

 
 
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取引先に元教え子が就職してました

就職を機に逃げたけれど本当はの続きです。最初から読む場合はこちら→

 指名を受けて上司とともに訪れた取引先で、かつての教え子と対面した。
「お久しぶりですセンセイ」
 そう言って笑った顔に、懐かしさと安堵とで泣きそうになった。自分を呼んだのが彼なのだということは、何も言われずともわかる。
 どういう根回しをしたのか知らないが、相手方の上司も同行したこちらの上司もすでに承知しているようで、今後その会社とのやりとりをメインで担当するのが自分と彼とになった。
 昔のことを引き合いに出されて脅されるのか、あちらが元請けである強みで枕営業的なことをしろと言われるのか。どちらにしろまた彼と関係が持てる、彼に抱いてもらえる。
 そんな期待と裏腹に、彼からの誘いは一向にかからなかった。最初の一度以降、センセイとも呼ばれない。彼から苗字にさんをつけて呼ばれる違和感は大きかったし、元教え子だろうが年下だろうがこちらは下請けで、丁寧語で接するのも最初はなんだかやりにくかった。
 それでもゆるやかにその状況にも慣れていく。何事も無く、表面上は穏やかに彼との時間がすぎる。
 しかし内心はといえば、不安と絶望でいっぱいだった。なぜ何も言ってくれないのか、過去のあれらをなかったことにしたいなら、なぜ今更自分の前に現れたのか。なぜ自分を呼んだりしたのか。それとも呼ばれたと思ったことがそもそもの勘違いで、これはただの偶然なのだろうか。
 知りたい事はたくさんあるのに、どれ一つとして聞く事ができない。知るのは怖い。
 そんな悶々とする日々に、少しずつ気力も体力も削られていく。
 今日もまた、打ち合わせと称して小さな会議室に二人きりでこもっているのに、何も起こる気配はない。
「最近顔色が少し悪いみたいですが大丈夫ですか? 今もなんだかボーっとしてましたが」
「あ、はい。スミマセン。大丈夫です」
「私と仕事をするのはやはり苦痛ですか?」
「えっ?」
「不調の原因、私ですよね?」
 苦笑する顔をわけがわからず見つめてしまったら、困った様子でため息を吐かれた。
「担当、変えてもらいましょう」
 あなたの責任は問われないようにするのでご心配なくと続いた言葉に、慌てて待ったをかけた。
「待って。嫌です。担当、変えたりしないでください」
「どうして? 私とじゃあなたもやりにくいでしょう? いつも不安そうな、泣きそうな顔をするじゃないですか」
「それは、あなたが……」
「昔のことは水に流して忘れてください。なんて言えた立場じゃないですよね。あなたには酷いことをしたと思っています。若かったからで許されないのもわかってますが、謝る機会をずっと探してました」
 チャンスだと思ったんです、と彼は続ける。
「大人になって出会い直したら、もしかしたらもう少し違った関係が作れるかなって。でもやっぱり無理ですよね。無理だというのは再会したその瞬間から、あなたの泣きそうな顔を見てわかっていたのに、諦め悪くずるずると付きあわせてしまいました。でもこのままじゃあなたが倒れる日も近そうですし、もう、終わりにします。本当に、成長してないですよね。ずっとあなたを振り回してばっかりだ」
 何を言われているのかイマイチ理解しきれず、ただただ彼の言葉を聞いてしまったが、本当に申し訳ありませんでしたの言葉とともに深々と頭を下げられて、はっと我に返った。
「待って、待って。意味がわからない。ゴメン。お願いだから頭上げて」
「わかりませんか?」
 頭を上げた彼は、ここまで言っても伝わらないのかと言いたげに不満気だが、さすがにそれに怯むことはない。
「わからないよ。昔のこと、後悔してるの?」
「してますよ。もう少し別のやりようがあったんじゃなかって」
「もう、俺を抱く気は一切ない?」
「脅して関係を強要したりする気はないです。ああ、それを気にしてたのか。すみません、もっと早くそんな気はないから安心してくださいと言っておくべきでしたか」
「違う。そうじゃなくて。俺が抱いてくれって言ったらまた抱ける?」
「えっ?」
 今度は彼が驚き過ぎた様子で固まった。
「酷い真似をしたと謝るくらいなら、他の誰としても満足できない体にした責任とってくれ」
「ちょっ、マジ……で?」
 砕けた口調と呆然とする顔に内心で笑う。昔の彼の面影の濃さに、少しばかり安堵もした。だから今なら正直に、自分の気持を伝えられそうだと思った。むしろ、今伝えずにいて、このまままた関係が切れたりしたら、絶対後悔するに決まっている。
「また関係を迫られたらどうしよう。じゃなくて、どうして誘ってこないんだろうって、俺の最近の不安はそっちだったよ。お前は俺に興味がなくなったんだと思ってたから、再会した時は嬉しくて泣くかと思った。またお前に抱いてもらえるって、そんな期待をしてたんだ」
「俺から逃げたの、センセイですよね?」
「そうだな。でも、逃げてから、思い知ったよ。お前がどれだけ俺の体と心とを作り替えたのか」
「心も、ですか?」
「心も、だよ。気づいてなかったのか」
「知りませんよ。知ってたら逃すわけ無いですし」
「俺は逆に、知られたから解放されたんだと思ってた。都合よく遊んでた玩具から、好きだの言われたら面倒だろ。だから面倒が起こる前に、綺麗さっぱりサヨナラなんだなって」
「でもセンセイ、引っ越す気満々で就活してませんでした?」
「してたな」
「それ、俺から逃げたかったんですよね?」
「うん。でも逃してもらえないかとも思ってた。お前が遠方の会社はダメだって言ったら、俺には逆らえなかったし」
「一生俺に脅されていいようにされる人生でも良かった?」
「さあ。それはわからないな。最後の頃は、されてる事そのものより、自分ばっかり好きになってくみたいで怖い、嫌だ、みたいなのも多かったし。だからもし、お前が好きだとか言いながらちょっと優しくしてくれたりしたら、案外ころっとそれで満足してたかもしれないし」
「そんなの! 俺だって、思ってましたよ。むりやりいうこと聞かせて酷い真似しまくってるのに、今更好きとか言っても嘘っぽいし、逃げたがってる相手にこれ以上執着見せてもそれってただの嫌がらせだよなとか。決死の覚悟で解放したのに、今更そんなこと言われる俺の立場ってなんなんです。あーもうっ、信じられない」
「信じられないのはお互い様だろ。俺だって、お前の気持ち知ってたら、ぐずぐず泣いてないで自分から連絡とってたつーの」
「泣いたの? まさか俺が恋しくて?」
「まさか、お前が恋しくてだよ」
 ついでに言うならお前を想って自分を慰める夜は今現在も続いてる。とはさすがに口には出さなかった。
「ねぇ、めちゃくちゃ遠回りになったけど、俺と恋人になって。って言ったらOKしてくれる?」
 躊躇いがちな提案に、返す答えは当然決まっている。

続きました→

 
 
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引っ越しの決まったお隣さんが親友から恋人になった

 彼が隣に越してきた小3の夏から、学校の行き帰りはほぼずっと彼と一緒だった。最初は彼が学校への道順を覚えるまでとかいう話だった気もするが、あっという間に仲良くなってしまって、別々に通おうなどと思う事もないまま中学へ上がり、当たり前のように同じ部活へ入部した。
 たまに喧嘩をすることもあるけれど、そんな時は決まって、翌朝いつもより早い時間から彼が家の外で待機している。一度、喧嘩の気まずさから勝手に先に登校してしまったことがあって、それ以来、もうそんなことはしないといくら言っても止めてくれない。結局、あまり彼を待たせたくない自分も少し早めに家を出るから、そんな日は少しばかり遠回りして学校へ向かったりもする。
 一晩経って頭が冷えて、学校へ向かう途中で謝ったり謝られたり、許したり許されたりで仲直りがほとんどだけれど、例えば喧嘩を引きずったままでも、気まずかろうが一緒に登校してしまえばなんとなくうやむやになって、帰る頃には元通りになってしまうのは不思議だった。
 こんな相手とは、人生で何人出会えるかわからない。照れくさくて口に出した事はないけれど、彼は一生大事にしたい親友だ。
 このまま同じ高校へ入学して、やっぱりそこでも同じ部活を選んで、今と同じように毎朝夕と休日の部活動へ並んで歩いて行く人生かも。なんてことをぼんやり考え始めた中3の春。
「今度の日曜、部活午前だけだよね。その後、予定ある?」
 朝練へ向かう道すがら聞かれて、ないよと即答する。どこか出かけたい場所でもあるのだろうか。
「なら、俺とデートしない?」
「は?」
「嫌?」
「いやもなにも、デートって何? なんかの予行演習的な?」
「違うよ。お前としたいの。デート中の支払い全部俺でいいからさ。ダメ?」
「マジかよ。てかそれ、なんかの罰ゲーム?」
「似たようなもん」
「なんか変なこと巻き込まれてんのか?」
「違うよ。心配はいらない」
 だから付き合ってよと頼まれて、いいよと返した。心配いらないなんて言われたって、そんなの気になるに決まってる。

 

 デート当日、どこへ向かうのかと思っていたら、連れ込まれた先はカラオケだった。
「で? これっていったいどんな罰ゲームよ? 証拠写真でも撮んの?」
「似たようなもんとは言ったけど、厳密には違う。別に証拠は必要ないよ」
 ふーんと返事をしてみるものの、やはり解せないことは多い。
「デートっつーけどさ、お前カラオケあんま好きじゃねーのに、なんでここ?」
「だって二人きりになりたくて」
「人に聞かれたくない話がしたいなら、どっちかの部屋でいーじゃん」
「それはデートじゃない」
「そここだわりあんのかよ。つかホント、一体何なの? 罰ゲームっぽいのの内容って?」
「何も聞かずデートっぽく過ごしてよ。ってのじゃダメ?」
「そもそもデートっぽくって俺と何したいわけ? まさか一緒に歌いてぇの? デュエット?」
 疑問符だらけの言葉をだらだらと続ければ、違うよと言いながら伸びてきた手が、ソファに投げ出していた手をそっと取った。そして指と指を絡めるように手をつなぐ。いわゆる恋人つなぎという状態にぎょっとして繋がれた手に視線を落とした。
「こういうことしたい。後、嫌じゃなければキスさせて」
「いやいやいやいや。ちょっと待てよ。証拠必要ないなら本当にしなくたっていいだろ。ちゃんと話合わせてやるって」
「だから罰ゲームじゃないってば。近いけど違う」
「だーかーらー罰ゲームじゃねぇのにそういう事する理由って何よ? どうしてもってなら俺が納得する理由だせって」
「泣いてもいいなら」
「泣くって俺が? お前が? つか何か深刻な問題抱えてんなら言えって。俺が出来る事ないかもしれないけど、でも言えよ。一人で考えこんでるよりちょっとはマシになるかもしれないだろ」
 何があったか言ってみろよと顔を覗きこんだら、既に少しばかり泣きそうな顔をしている。なんだか憐れむような気持ちになってその頭に手を伸ばした。
 よしよしと頭を撫でてみたら、目元にうっすら溜まっていた涙がポロリとこぼれ落ちる。言う前から泣いちゃったなーと思いつつも、仕方がないので頭を撫で続ける。少し落ち着くのを待ったほうがいいだろう。
 懐かしいなと思うのは、出会った最初の頃はけっこう泣かせていたからだ。正直、泣き虫で面倒くさいと思っていたこともある。なのに付き合いが続いてきたのは、家の近さや親のはからいだけでなく、泣き止んだ時に見せる笑顔が子供心にも可愛く感じていたせいだ。
 なんてことをふと思い出してしまったのは、デートだのキスだのという単語のせいかもしれない。
「引っ越しする」
 ぼんやりと昔を思い返していたせいで、反応が遅れた。
「えっ?」
「親が、転勤。今更こんなの、罰ゲームみたいなもんだよね」
 しばらく転勤なかったからここに永住かと思ってたのにと苦笑する。
「まじか。てかどこ?」
「北海道だって」
 遠いなと素直に思う。大人になるまでもう少し一緒に居られるんだろうと勝手に思っていたので、それは確かに自分にとってもショックが大きかった。
「行きたくない。けど、俺だけ残れるわけもないし」
 頭では当然だと思っているのに、ショックで相槌すら打てない。彼の頭に乗せていた手も、いつの間にか落ちていた。
「だからさ、もういいやと思って」
「……えっ?」
「友達のふり」
「は?」
「引っ越してきた最初の頃から、ずっと好きだったんだよね。お前の隣にずっといられるように色々頑張ってきたけど、もうやめる。どうせ離れるなら嫌われたって構わない。やりたいことやってから引っ越そうと思って」
 むりやりに笑ってみせた顔は痛々しくて、昔可愛いと思っていた顔とは程遠い。
「やりたいことってのがこのデート?」
「というよりも、こっち」
 言いながら繋いだままだった方の手を軽く持ち上げる。
「あとキスしたい」
「お前の好きって、そういう好き?」
「気持ち悪い?」
「今ここでキスさせたら、それでお前はもういいの? 引っ越して、俺のこと忘れて生きてくの?」
「忘れないよ。忘れたくないから、お前を好きだったって証が欲しいんだろ」
 キスさせてよと頼まれて、けれど嫌だと即答した。冗談じゃないと腹立たしい気さえしてくる。
 なのに相手は断られた意味をきっと誤解して、苦々しげな笑顔でやっぱり目には涙をためている。
「むりやりしてもいいかな?」
「良くねーよ。つか北海道確かに遠いけど、俺らもう中3だぞ。連絡くらい自分たちの意思で取れるだろ。キスして思い出にして終わりとか嫌だからな。後、嫌われたって構わないとか言ってないで、好きなら告白からやり直しな」
「どういう事?」
「遠距離恋愛上等?」
 言ったらなぜかぷっと吹き出され、それからおかしそうに爆笑される。爆笑してるくせに、さっきよりもずっと涙でぐちゃぐちゃの顔だ。
「いいの?」
「お前なくすくらいなら、恋人くらいなってやんよ。だから引っ越すくらいでべそべそ泣いてんなって」
「これは嬉し泣き。てかホントかなわないなぁ」
 だから大好きと言って笑った顔は昔と同じだった。
「好きです。俺の恋人になってください」
「おう」
「キスしていい?」
「だめ」
「ええっなんで?」
 そんなの俺からするからに決まってる。
 先ほどまで頭を撫でていた手を、今度は顎に添えてそのまま顔を近づけていく。近づく視界の中、驚いて瞳を見開く相手に、にやりと笑ってやった。

 

レイさんにオススメのキス題。シチュ:デート先、表情:「泣きじゃくった顔」、ポイント:「顎に手を添える」、「お互いに同意の上でのキス」です。
#kissodai http://shindanmaker.com/19329

 
 
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