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番になったのは休みを取るためで、本当の番はニンゲンの方で、同席するのはニンゲンを守るためだったはずだ。
なのにニンゲンが眠るその横で、気づけば雇い主である男の巨躯に乗り上げ腹を合わせていて、つまりは相手のスリットに自身のペニスを突っ込んでいる。
充分に評価はされていると思っているが、そこに愛だの恋だの日々を共に過ごしたいだのといった好意はなかったはずで、というか彼にとってのそういう相手がニンゲンなはずで、ほんと意味がわからない。
あれこれ言われたけれど結局一番の理由は多分好奇心で、魔法を解いて元の姿になったのだって、時間や体の造りだけの問題ではないと思う。そういうとこあるよね、という諦めに似た気持ちで応じてしまったが、繁殖期でなかったら断り切れたと思うから、やっぱり繁殖期というのは色々と厄介だと思う。
繁殖期を持て余すタイプではなかったから、繁殖期にまつわる厄介事は、今まではチラチラと溢れ聞くだけだったのに。
かといって、断りきれずに応じたことを悔いているわけでもなかった。
締め付けて射精を促すように中が動く、という意味ではニンゲンの口だったり腹の中の方が気持ちが良かったけれど、スリットの中、相手の性器とゴリゴリこすれる感じは別の気持ちよさがある。
もっと言うなら、さっきまではニンゲンが積極的に動いて気持ちよくなっていたけれど、今は自分の動きで相手を気持ちよくしている、という高揚感もある。
といっても、本当に気持ちがいい思いをしているのかは謎だった。余裕そうだった口数が減って、溢す息が甘やかに変わったというだけだからだ。
体格差がありすぎて、顔を上げても相手の表情は確かめられない。
多分、気持ちがいいんだろう。とは思うけれど、これも正直意味がわからなかった。
竜人のオス同士のペアについて、好きな相手の発情を受け止めるのは喜ばしいことだ、という話は結構有名だと思うけれど、受け止める側が気持ちの良い思いをしているなんて話は聞いたことがない。
ニンゲンが舌や指を突っ込んで広げたらしいから、その過程で開発されてしまったってことだろうか。ニンゲンだって、穴の中を擦られて絶頂するくらい気持ちよくなっていたわけだし。
開発されたのは人の姿時のお尻の穴、という可能性もあるだろうか。発語と同じように、人の姿になれる者だけが、スリットで気持ちよくなれるのかもしれないとも思う。
少なくとも、開発済みじゃなきゃこんなに簡単に突っ込めなかっただろうことだけは確かだ。事前に何か準備をしたのかもしれないが、比較的すんなり開いてペニスを飲み込んだと思うし、痛がる様子もなかった。
普段ニンゲンのを受け入れているなら、自分のサイズなんて余裕だろうとも思うけれど。だってさっき見たニンゲンの勃起ペニスは、自分のペニスより太さも長さもあったから。
「気持ちよくなれないか?」
「気持ちはいいです」
ニンゲンが寝ているので、使うのは竜族の言葉だ。
「なら集中できないのか」
たしかにそうかも知れない。熱に浮かされて頭の中がぐらつく様子はないし、そこそこ思考出来ている気もする。
「スリット突っ込まれるの、気持ちいいんですか? というのが気になって」
「ああ、うん。気持ちいいよ」
「初耳です」
「だろうな。俺に限らず、訓練すれば発情がなくても気持ちよくなれると思うが、周知したい情報ではないから黙っておけよ」
好きな相手と繋がるために、想いあった相手に弄って広げてもらう過程が重要、らしい。基本的には、たとえ痛くても繋がりたい、という気持ちの先に辿り着くものだと思うとも言っていた。
ということは、人の姿を取れるかはあまり関係がなさそうだ。
「なのに、想い合っても居ない相手に突っ込まれて気持ちよくなってていいんですか?」
「想い合ってるだろう?」
声が明らかに笑っている。
「それも初耳ですね」
「まぁ好奇心もあるが、受け入れてみてもいいと思ったくらいには、好きだよ」
最後の「好きだよ」を甘ったるく囁かれて、ヒトが悪いなとは思うのだけど。大半が好奇心のくせにと思う気持ちもあるのだけど。
「あなたが私の番を続ける限り、私もあなたが好きですよ」
ニンゲンと関わる今の生活を続ける限り、他に番いたい相手なんか出来ようはずもないし、繁殖期の相手をこのヒトがすることをニンゲンが嫌がる素振りもなかったし、番だからという理由でこのヒトを好きで居ても良いんだろう。
多分、きっと。
タイトルにエンドついてますが、このあと食事担当の繁殖期ネタに続きます。
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