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聞けばいいよって言ってくれそうだけど。トコロテン可愛かったよとか言っちゃう人だから、そんな姿を見ても、また可愛いって言うのかもだけど。
「またイキたくなっちゃった?」
「ぃや、え、あ、……」
「もっかいさっきの、してあげようか?」
「い、いえ、ちがっ、そのっ」
イキたくなってるのバレてるならもういいかと、ちんこ触っていいっすかと聞けば、相手はなるほどと言った後で、もちろんいいよと了承をくれる。
なので片手を自身の股間に伸ばして、2度の射精でだいぶ勢いをなくしているペニスを、包み込むように握った。
勢いをなくしていると言っても、刺激を与えればすぐに反応を示す。
「いいね。凄いえっち」
可愛いではなく、えっちだという指摘になったけれど、そこに蔑む意図がないのはわかる。というか興奮が増してるのは明白だった。
「あぅっ」
グッと奥の方まで突かれて、思わず声を上げてしまう。今までになかった動きは、相手の興奮が増したせいなんだろう。
「痛い?」
「い、いたく、な、あ、あっ、ああっ」
更に何度もグッグッと奥を突かれ出して、突かれるたびにお腹の奥から音が押し出されてくるみたいだった。
「あ、あっ、ま、あっ」
「奥の方はそこまで開発してないのかな?」
その通りだ。指では届かないような場所だし、ずっと前立腺で気持ちよくなるばっかりだったから、ディルドを使うときもあまり奥まで刺激することはなかった。相手のペニスを深いところまで感じたい欲求と言うか、そういう妄想に興奮したくて奥まで押し込むこともあったけど、やっぱり違和感のほうが強かった。
だからそこで快感を拾ったことはないし、今も、気持ちよさそうと言われるような声じゃなくなってる自覚はある。でも止められないし、相手が奥を突くのを止めてくれることもない。
「おちんちん、おれが弄ってあげようか?」
お腹の奥を突かれることに意識が持っていかれて、すっかり手が止まっていた。
「え、あ、ま、まってまって」
両足を抱えながらなのに、器用にこちらのペニスを握り込もうとしてくるから、慌てて待ったをかける。
「自分でする?」
「する、するから」
言って止めてしまった手を動かせば、奥の方ばかりを捏ねていた相手のペニスが引かれて、でも全部が抜け出る前にまた奥までグッと入り込んでくる。
「あああっっ」
抜け出るときも入ってくるときも、張りでた傘でしっかり前立腺を擦ってくれるのがキモチイイ。
「やっぱこっちが気持ちいいかぁ」
そう言いながらも、さっきみたいに前立腺ばかり狙うのではなく、しっかり奥まで突いてくる。そうされると、前立腺で拾った快感が、突かれて揺れる奥の方にまで響く気がする。
繰り返されるうちにだんだんと、奥を突かれるのも気持ちがいいと、はっきり感じるようになってきた。
「ぁ、あっ、ああっ、イイ、んっ、あ、おくっ、おくがっ」
「奥が? 気持ちぃ?」
「ん、いい、ぁ、あっ」
またグッグッと奥ばかりを何度か突かれて捏ねられたけれど、漏れる声は戸惑いよりも歓喜に満ちているのが、自分でわかってしまう。
「かわいい。ね、キスしていい?」
多分もう大丈夫だと思うからと言われて、何が? と思いながらも頷けば、抱えられていた足が更に持ち上がって、というか腰ごと持ち上げるみたいにしながら相手の顔が近づいてくる。
「ううっ」
小さく呻きながら、大丈夫ってこういうことか、と思う。体勢が変わって、今までとは違うところに相手のペニスの先端を感じている。ちがうとこっていうか、もっと奥。
お尻に相手の肌が触れることもあったから、全部入ったと思ってたんだけど。でも腰を持ち上げ支えるために密着すれば、更に奥まで届いてしまうってことらしい。
「苦しい?」
「や、へぇき、す。から」
はやくキスをというつもりで少しばかり口を突き出せば、察した相手が塞いでくれた。
ちゅっちゅと何度かついばんでから、相手の舌が口の中へと伸びてくる。既に知られた口の中のキモチイイところをクチュクチュと舐られて、重力の関係で口の中に唾液が溜まっていくのを必死に飲み下す。
「んぅ、……んっぅ……」
甘く鼻を鳴らすってよりは、息継ぎすらけっこう必死だった。この体勢、ちょっとこっちに不利過ぎないか。
なんて思ってたんだけど。
相手が嬉しそうに笑う気配がして、わざとだって気づいてしまった。
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