イケメン相手にこんな関係になる予定はなかった20

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 そして、気持ちは良いがもどかしさも募っていく。だってこんな事をされるのは初めてだし、やっぱりちゃんとイケる刺激としては弱い気もする。もっとイケるくらいに強い刺激が早く欲しい。
「も、ちゃんと、やれ、ってぇ」
 言いながら、足を開く力に逆らって腿を閉じようと力を込めた。足を閉じれば更に狙いが定まるはずで、きっと固定された方がもっと強く擦れるだろうと思った。
「しょうがないなぁ」
「ぁあ?」
 しょうがないってなんだと、反射的に相手を睨んでしまえば、相手はへらっと笑ってごめんと言った。言いながら、足が閉じる形に抱え直してくれる。
「ぁんっ……」
 隙間の具合を確かめるようにゆっくりと腰を使われて、先程までとはまたちがった気持ちよさに、甘く上がる声を飲みそこねてしまった。
「はぁ……これは……」
 相手も相当気持ちいいらしいのが、小さく漏れた声とその表情とでわかる。うっとりと感じ入る様子で、ぬこぬこと隙間を出入りさせる腰の動きが止まらない。
 目のやり場に困って、思わずギュッと瞳を閉じた。
 結構前から、相手のとろけるみたいな気持ち良さげな顔を見ていると、なんとも言えない胸の締め付けを覚えるようになってしまったから、なるべく相手の顔は見ないようにしていた。かといって下半身がどうなっているかをマジマジと見るのだって無理だ。だって、閉じた隙間を抉じ開けるみたいに、相手のペニスがそこを何度も往復して、自身のペニスの裏側にそのペニスを押し付けてくる様子なんて、正気を保って見ていられるわけがない。
 けれど目を閉じたところで、気配や音や肌の感覚から相手の動きも自身の状態も把握してしまうし、相手の顔も狭い隙間を出入りするペニスのいやらしい動きだって余裕で想像が出来てしまう。与えられる刺激からだけではなく、興奮が増していくのを自覚していたし、漏れる声が抑えきれない。
「ぁ……ぁっ……ぁ、…ぁあ…ぁっ、ぁっ」
 相手の腰の動きがだんだんと早くなって、塗りつけられたローションがくちゅくちゅぬちゅぬちゅ派手に音を立てている。そんな中、さらにぐっと抱えられた膝を持ち上げられて、というよりは腹に付くくらい体を折り曲げられて、相手の気配が近くなる。
「ねぇ、こっち見てよ」
 名前を呼ばれて思わず目を開いてしまうと同時に、唇が塞がれて深く口の中を舐められた。既に知られた気持ちがいい場所を舌先で擦られれば、当然気持ちよさが増していく。快感に没頭して、このままイケそうかもと思ったその時。
「ん、んぅっっ!!??」
 突然左の乳首に強い刺激が走って慌てた。すぐに宥めるようにさわさわと柔らかな刺激に変わって、ようやく相手の片手が胸の先を弄っているのだと気づく。
「ちょ、やぁ、んぅ、んんぅっ」
 キスの合間に抗議の声をあげようとしたが、すぐにまた口を塞がれ続行される。最初は驚いた胸への刺激だって、これだけ体が昂ぶってあちこち気持ちよくなっている中じゃ、あっさり快感に変わっていった。一緒に弄られれば、乳首もちゃんと気持ちがいい。というのは先程実証済みでもある。
「んっ、んんっ、ぁ、ぁあっ、んっ、ぁ、いぃっ」
「イケそう?」
「ん、うんっ」
 じゃあイッての言葉と共に放置されていたもう片側の乳首に相手が吸い付いてきた。と同時に、グッグッと強く押し付けるようにペニスの裏側を擦られて、頭の中がチカチカと明滅する。
「ぁあああっっ、や、やあああっ」
 ビクビクと体を跳ねさせながら射精すれば、体を起こして膝を抱え直した相手がガツガツと腰を振り始めたので、たまらず悲鳴をあげた。
「ごめん、少しだけ」
 さすがに一緒にはイケなかった相手の、切羽詰まった声にそれ以上何も言えなくなる。
 チラリと見てしまった、快楽を追って必死に腰をふる相手のいつになくオス臭い顔に、慌ててギュウと目を閉じた。
 素股なんて許可するべきじゃなかったのかも知れない。
「んんっ」
 小さく息を詰める音と止まった動きに、相手もイケたのだとホッと安堵の息を吐きながらも、胸の内はかなりの動揺に襲われていた。

続きました→

 
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