親友の兄貴がヤバイ18

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 晒されたアナルへペニスの尖端を押し当て、ゆっくりと体重をかけていく。視線はどうしたってその場所へ注いでしまうが、そんな自分に相手の視線が注がれているのは気配でわかる。
「んっ……」
「うぁ……」
 押し込む力に従いじわりと広がっていたアナルに、とうとう亀頭の張り出した傘部分がズリと入り込めば、息を詰めるような声が耳に届いた。同時に自分も、亀頭を包み込むキツい締め付けに吐息を零す。
「はい、った」
 安堵するような相手の言葉に疑問符はない。
「まださきっぽだけですよ」
「うん」
 はにかみながらの短い肯定は、どことなく嬉しげだ。しかもまた、なんだか幼く見えて随分と可愛らしい。
 そう思ったら、下半身が正直に反応した。
「ふはっ」
「うっ……」
 驚きと笑いとが混ざったような息を零した相手が、キュッとその場所を締め付けてくるものだから、こちらも堪らず呻いてしまう。
「早く奥まで入れたいんだろ? 我慢してないで入っておいで」
 苦笑混じりの甘い誘いに、大きくしたのは早く突っ込みたくて焦れたからではないのだと、そんな訂正はしなかった。代わりに、痛みはないかと確かめる。
「うん、まぁ、なんとか大丈夫っぽい、かな。だからいいよ」
 もう一度おいでと誘われて、またゆっくりと腰を押し付けていく。既に一番太い部分を抜けているので、それは加えた力のままヌプヌプとアナルの奥へ沈んていった。
 だから力任せに押し込んでしまわないよう気をつけながら、少しずつ馴染ませるように奥へと進んでいく。痛いのを嫌がって自分で慣らすような真似をした恋人に、なるべく痛みを与えず繋がりたかった。
「は、……ぁ……ぁあ……」
 それでも押し入るごとに、細い息が漏れ聞こえる。感じているのがわかるような色のあるものではないが、取り敢えずは辛さを訴えるような苦しみの乗った声でもなさそうだ。
「くっ……んん……」
 意識的にか無意識にかわからないが、キュウキュウと締め付け蠢く内部に、こちらも時折動きを止めて漏れかける息を噛み殺した。
 薄い膜越しにもわかる、彼の内側の熱。繋がる場所から流れ込んで、自身の体温も確実に上昇している。のぼせそうだと思った。
「全部、入り、ました、よ」
 相手の臀部に自分の腰が密着する頃には、随分と息も上がっていた。
 ホッとしつつ窺い見た相手も、上気させたほの赤い頬と潤んだ瞳でこちらを見返していたが、その表情は色々なものが入り混じった様子でなんとも微妙だ。
「大丈夫、ですか?」
「ん……」
 問えば小さく頷いて、少しの逡巡の後、両腕を広げるようにしながら伸ばしてくる。来てという声はなかったが、多分そういう意味なのだろうと思って、なんだろうと思いながらも上体を相手に寄せた。
「えっ、ちょっ……」
 待てないとばかりに肩を掴まれたかと思うと、思いの外強い力で引き寄せられて抱きしめられる。
「お前……おまえ、さ……」
 耳の横で吐き出される、感極まって切羽詰まった様子の声は、少しだけ涙声だ。正直意味がわからない。
「はい」
 それでも聞いてます、聞こえてますという意味と、先を促すつもりで短く言葉を返した。
「好きだ」
「えっ?」
「好きだよ。お前が好きだ」
「俺も、好きです」
 意味のわからなさは益々加速した感じがするが、それでも応じるように好きだと返す。しかしそれは、益々相手の涙を誘ったらしい。
「うん。わかる」
「あの、なんで泣いてるんですか? 痛いとかじゃない、ですよね?」
「ん、痛く、ない」
「じゃあ、なんで……」
「お前が、俺を好きだから」
「は?」
「本当に、俺を大事に抱いてくれてるの、わかるから。お前が苦しそうに、我慢しながら、俺を気遣ってゆっくり入ってくれたのが、なんかもう、たまんない」
 もっとがっつけよ、なんて泣き声で言われても苦笑するしか無い。
「凄い煽ってきますけど、がっついて痛いって泣かれたら、それこそトラウマになりそうなんで」
「お前はもっと下半身に正直でいいと思う」
 繋がっている場所から、相手にもこちらの状態は筒抜けらしい。こちらの締め付けが強くなったと感じるのと同じように、相手も煽られたこちらがまた大きくしたのを、その体で感じているんだろう。
「ちょ、っと、……腰、揺すんないでっ」
 だからって、これは些か煽り過ぎじゃないかと思う。
 抱かれるの初めてのくせに、自分で腰揺すっておねだりとか、随分と淫乱なんじゃないですか?
 そう言ってやりたい気持ちをグッと飲み下す。この人に淫乱な体だと言われて傷ついた過去は確かにあるが、それをここで持ち出してやり返すのはあまりに子供じみている。
 しかもきっとこの人は、淫乱だと罵られることよりも、やり返されたことに傷つくのだ。
「傷つけたく、ないんですってば」
 相手の腰をガッチリ掴んで動かせないようにして、憤りごと吐き出した。

続きました→

 
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コメント

  • どちらも相手を想って、でも負けたくない(?)気持ちもあって、じりじりしながら繋がっていくのがキてます。
    こういうの、初めてのときにしか味わえないんじゃないでしょうか。。

    お兄さんの気持ちも、彼の気持ちも、「分かるなあ」 と一人で頷きながら ニヤニヤ(・∀・)
    急に冷えた今日(12/23)にうってつけの展開がむ腐腐です。

    二人で気持ちよくなってね。

    by m 2016年12月23日 4:44 PM

  • mさん、お久しぶりのコメントありがとうございます~(∩´∀`)∩ワーイ

    やってるだけのダラダラした話になってる自覚はあるんですが、初めての二人が少しずつお互いの想いや考えを晒して、相手を想い過ぎてガツンと進めなくてじりじり繋がってくの書くの、楽しくてたまりません(笑)
    この二人はどっちも攻気質なんだろうなぁと思うんですよね。お互い相手のキモチイイが見たいっぽいというか。
    明日の更新で、ちゃんと二人一緒に気持ちよくなれるよう頑張りたいと思います!
    毎回、兄さんの気持ちはどうなってんだろうとあれこれ想像しながら書いてますが、mさんも兄さんの気持ちを色々考えて下さってありがとうございます。
    どちらの気持ちも分かると言って貰えて嬉しいです(^^♪

    by レイ 2016年12月23日 8:25 PM

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