今更嫌いになれないこと知ってるくせに13

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 ベッドの上に隣り合って座ったまま、かなり長いことキスを続けた。
 そうしながら、既に素肌の肩や腕、背中や胸をゆっくりと撫でさする。手のひらの下で時折小さくピクンと跳ねる肌と、その瞬間にフッと漏れ出る呼気とで、相手の性感帯を探しだす。
 だんだんと手のひらを下げていき、バスタオルで巻かれた縁を指先でなぞれば、脇腹がヒクヒクと波打つのがわかった。そのままバスタオルは解かずに、バスタオル越しにゆるりと腰を撫で、太ももを辿ってむき出しになった膝頭を柔らかに包んだ。
 マッサージをするように両膝を交互に揉んでから、今度は内腿に沿ってバスタオルの中へと手を滑らせれば、大きく腰が揺れて徐々に膝が開いていく。しかし熱を持つ中心へは触れず、ぎりぎり足の付け根辺りを指先でくすぐりながら時折強く揉みさする。
「ぁ、ふぁっ、ぁっ」
 合わせる唇の隙間から、ひっきりなしに熱い吐息がこぼれ落ち、焦れったそうに何度も腰が揺れた。
「触って欲しい?」
 一旦キスを終えて、耳元へ口を寄せて問えば、必死で頷く振動と「触って」とかすかな声が聞こえてくる。そのまま耳朶を柔らかに食みながら、少しばかり指を更に奥へと進ませて、既に張り詰め硬くなった熱へと触れた。
「あっ、あぁっ…、んグぅッ」
 口を塞がれていないせいで、先程よりも大きくこぼれた声に驚いたのか、ヒュッと息を呑むような音の後、潰れてくぐもった声になる。
「声、出して。抑えなくていいから」
 熱にゆるりと絡めた指をゆっくり上下させながら、耳元から口を離さず囁いた。
「だ…、って……」
「大丈夫。可愛い声だよ」
「なっ、……に言っ、ああ、あっ、やぁっ」
 少し強めに握ってだんだんと刺激を強くしていけば、会話のために開かれていた口から、つぎつぎと甘い声が溢れ出してくる。
「ほら。可愛い」
「うそ、あ、」
「嘘じゃないし、お前にはまだまだもっと可愛くなってもらう。俺に抱かれる、ってのはそういう事だぞ?」
 熱を握るのとは逆の手は、相手を支えるように背後から腕を回して肩を掴んでいたけれど、その手をするりと滑らせ反対側の耳を摘んだ。んっ、と漏れる吐息を聞きながら、耳朶を優しく掻いてやり、それから小指をそっと穴の中に忍ばせる。同時に、目の前の耳穴には舌を突っ込んでやった。
「んああっ」
 肩を竦めて逃げようとするが、反対側の耳を弄る手の小指以外に力を込めて、頭を動かすことを許さない。そのまま両耳をねぶりつつ、熱への刺激を更に強めていく。トロリこぼれる先走りを掬い取って、クリクリと先端に塗り広げながら、竿を包む手のひらは上下に動かした。
「んんっ、だめ、だめって」
「イッていいよ?」
 少しだけ頭を引いて、けれど舌先は耳殻に触れさせたまま、声を耳に吹き込んだ。
「やぁ、あん、にーちゃっああ」
 蜜を吐き出す小さな口を、少し強めに指の腹でこすってやれば、体を強張らせながらあっけなく熱を放った。
「ハァ…ぁっ、ハァんぁっ、やっ」
 弛緩した体を支えてやりながら、吐き出してなお硬度を保つ雄をゆるゆると扱いて刺激すれば、荒い息をつきつつも小さく抵抗を示す。
「ココ、舐められたい?」
 必要ないと言いたげに首を振る。刺激を止めて欲しいのか、バスタオルの上から押さえつけるように手を握られたが、脱力しきっているのかその力は弱かった。それでもその手に従い動きを止めた。
「この前、イッた直後に俺の舐めたのお前だよ?」
「違っ、あれはっ!」
 自分がそうされたいからじゃないかと問えば、慌てたように否定の声を上げる。しかし待ってもその続きが語られることはなかった。

続きました→

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