雷が怖いので プレイ13

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 相手の手を先走りでぐしょぐしょに濡らしながら、その手にペニスを擦り付けるように腰を振る。随分濡れやすいねと指摘されたけど、他人のカウパー量なんて知らないし、そもそも自分でする時はここまで濡れない。自分で弄ってるわけじゃないからなんとも言えないけど、多分。
 結局、お願いだからイかせてって泣かす方向なのか、焦らすように弄られていたから、我慢汁が溢れまくってるのは絶対そのせいだと思う。焦らしてイカせてくれないから、結局自分で腰を振る真似もさせられてるし。
 上手にイヤラシク腰が振れてるって褒められて、練習してきた成果を見せたいかと聞かれて、どういう事かと思ったら、イきたいなら自分でイヤラシク腰振ってイクところを見て下さいってお願いしようねって意味だった。
 ほんっと、ブレない。というか、聞いたときにはいつか言わされるんだろうなと確かに思ったけれど、まさか今日のうちにそれを言わされるとは、さすがに思ってなかった。
 ただもうイキたくて仕方がないほど焦らされきっていたので、促されるままそれを口に出す。そうしたらシャツの裾を捲られて、しかもその裾部分を咥えさせられてしまった。
 なんで、嫌だ、恥ずかしい。
 そう言うはずだった口は開く前に咥えたシャツごと相手の手に覆われてしまう。濡れた感触が自分の先走りのせいだと思うと、なんともいたたまれない気持ちになって、息を潜めて僅かに身を固くした。
「イクとこちゃんと見てあげるから、イケるまで服は落とさないこと。もしわざと口を開けて落とすなら、泣いて頼んでももう暫くはイかせてやらないから、そのつもりで」
 おしおきするよではなく、その内容まではっきりと告げられて思わずキュッとシャツを噛み締めてしまった。言ったからには、シャツを落としたときには本当にそれを実行されるだろう。今でさえもうイキたくてたまらないのに、これ以上、泣いて頼んでさえ焦らし続けるなんて、きっと頭がオカシクなってしまう。
 手の平でそれを感じ取ったようで、いい子と言われながら口元を覆う手が外され、その手がまた勃起ペニスへと添えられる。イッてご覧と促される。
 想定していたのは彼の腿を足に挟んで擦り付けることで、彼の手に向かって擦り付けることではなかったし、もちろん下着を脱ぐ予定だってなかった。
 イキたくてたまらないほど焦らされた後なのに、想定以上のやり慣れないことをしようとしているのと、格好はもちろんのことあれこれ掛けられる彼の言葉が恥ずかしすぎるのとで、なかなか達するまでの快感を拾うのが難しい。ペニスの状態やら腰の振り方を実況されると、羞恥が募ってどうやら興奮はするのだけれど、その羞恥が邪魔して達せないという悪循環が起きているようだった。わかっててやっているなら、やっぱり意地悪だし、ご褒美のつもりが追い詰めるという言葉を実感させられる。
 口を開けることを禁止されてしまったので、前回のように、お願いだから手伝って欲しい、あなたの手でイかせて欲しいとねだることも出来ない。というか多分、そう出来ないようにと、シャツを咥えさせたんだろう。逃げ道はこちらが気づく前にしっかり塞がれていた。
 必死に快感を拾おうと閉じている瞼の裏に、涙がたまっていくのがわかる。
 自分で腰を振るために背後の壁からは少し離されていて、代わりに彼が片腕を背中に回して支えてくれているのだが、甘えるみたいに相手の胸の中に身を寄せてみる。ただ握りしめていただけの相手のシャツを引き寄せる。イキたいのにイケないって、必死に言葉以外で訴える。
 目元に優しいキスが落ちて、でも、彼の口から告げられたのは、手伝いはしないという非情な言葉だった。
 奥のほうが痛む目をむりやり開けて、どんな顔をしているかを確かめてしまう。意地悪く笑っていたら、きっともっと泣いてしまうとわかっていたけれど、確かめずにはいられなかった。
 若干滲む視界の中に映った相手は、思いの外優しい顔をしていたから、むしろ少しビックリした。
「自分でイクとこ見て下さいって言ったんだから、ちゃんとお前が自分でイカないと。でも、やっぱり少し難しいみたいだから、自分で握って扱いてみようか?」
 普段自分でする時みたいに弄ってイッていいというそれは、オナニー見せろに他ならない。
 この人、ほんっと、ブレないな。
 頭の隅でそう思いながらも、股間に手を伸ばしていた。だってもう本当に、いい加減、イキたくて仕方がないのだ。
 自身のペニスに触れた瞬間、あまりのカウパー量に驚きはしたが、それに躊躇う余裕なんてない。
「とうとう自分で自分のペニス握ったな」
 そんな満足気に言われなくたって、何をさせられているのかはわかってる。さっき言われたとおりの展開にあっさり持ち込まれている。
 せめてもの抵抗で顔を背けて、再度ぎゅっと目を閉じた。かすかに笑われた気配がするが、やっぱりそれも満足気だった。
「じゃあ、今度こそ射精するまで頑張れよ。お前が自分で気持ちよくなってイクとこ、しっかり見ててあげるから、俺に、どんな風にペニス弄られるのが気持ちぃか、教えるつもりでやってご覧」
 そうやって見られていることを刻み込んでくるから、やっぱり自室でオナニーするのとはぜんぜん違うのだけれど、それでもさすがにもう、あまり相手に構っていられない。というか意識が相手よりも自分のペニスにばかり向かっている。
 イキたいイキたいイキたい。
 頭の中がそればっかりになって、荒れる呼吸で息苦しい。口の中の布を吐き出したくて、でも口を開けたらこの状態からイクのを止められてしまうかもという不安に、必死で布を噛み締めた。
「必死でいこうとして、ホント、可愛いね。俺に見られて恥ずかしいのに、もう、グチュグチュの我慢汁まみれなペニス射精するまで、その手、放せないよな。あんなに嫌がってたのに、お前今、俺にオナニー見られてるよ。俺に見られてペニスの先膨らませて、もうイキそうだって見せつけてるよ」
 意地の悪いセリフが、やさしい声音で繰り返されて混乱する。
 イキたイキたい苦しい恥ずかしいそれでもイキたい。
 グッと背をしならせて足を突っぱねる。心臓とペニスとが連動するようにドクドクと脈打っている。長く溜められていた熱をようやく吐き出して、安堵と多幸感が全身を包んでいた。
 背を支えてくれている腕に委ねるように、体の力を抜いてしまう。軽々と自分を抱き上げてしまう相手なら、安々と受け止めてくれるとわかっている。
 こんなに焦らされてからのオナニーなんて当然初めてで、ぼんやりと頭が霞むようだった。

続きました→

 
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