無表情トレーナーは変態でした4

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4章 想定してた抜きあいと違う

着ていたスウェットパンツと下着を脱がされる。
恥ずかしがる間もなく相手も同じように下半身丸裸になった。

山瀬:(間接照明だけになってて良かった)

川瀬:山瀬さん、俺の、触れそうですか?

山瀬:う、うん、多分
  :(川瀬くんのも既にしっかり大きくなってる)

川瀬:じゃあお願いします
  :無理のない範囲でいいので

山瀬:じゃ、じゃあ、失礼して

川瀬:ぅ、……はぁ

山瀬:(あ、色っぽい声)
  :(自分でする時みたいに動かせばいいのかな?)

川瀬:ぁっ

山瀬:気持ちよく、なれてる?

川瀬:はい

山瀬:なら良かった

川瀬:俺も、しますね

伸びてきた手がペニスを包み形を確かめるように全体を撫でていく。
先端を手の平で擦られると腰に甘い痺れが走った。

山瀬:んぁあっっ

川瀬:先っぽが好きですか?

山瀬:ぁ、ぁっ、待っ
  :あっ、痛、ぁあ
  :(え、なに、なにしてんの??)

川瀬:自分でするときもこうやって穴のとこ虐めてあげてるんですか?

山瀬:(穴?おしっこの穴を爪先で突かれてる??)
  :や、やっ、してなっ

川瀬:本当に?
  :その割にはめちゃくちゃ濡れてきてますけど
  :ほら聞こえます?

【クチュ、クチュッ】
山瀬:ぁ、あっ、そんなとこばっか、だめぇ
  :(最初痛い気がしたのに)
  :(なんかビリビリ痺れて痛いより気持ちいい気が)
  :(ええ、どうしよう)
  :(川瀬くん上手すぎる)

川瀬:気持ちよさそうな声でしたけど
  :でも確かに急ぎすぎましたね
  :もっとゆっくり気持ちよくなりましょう

山瀬:う、うん、そーして
  :俺も、頑張る、から
  :(抜きあおうって言われてるんだから)
  :(俺だけあっさりイカされちゃうわけに行かないよね)

川瀬:山瀬さんて可愛いですよね

山瀬:え?

川瀬:なんでもないです

山瀬:(いやなんでもなくないだろ)
  :(てか今、絶対可愛いって言ったよね?)
  :(年下の男性から可愛い言われて嬉しいとか)
  :(これもうマジで恋してるって)

恋情を意識したことで触れ合う熱が愛しくなる。

山瀬:ぁ、あ、あっ、川瀬、くんっ
  :それ気持ちぃ

川瀬:俺も、気持ちいです

山瀬:んふふ
  :(好きな相手と一緒に気持ちよくなれるって)
  :(かなり幸せかも)

【チュッ】
山瀬:ぁ……

川瀬:すいません、つい
  :キス、嫌でした?

山瀬:ううん、ちっとも

川瀬:じゃあもっとしていいですか?
  :出来れば深いのとかも

山瀬:ん、して欲しい
  :(川瀬くんから抜きあい誘ってきたんだし)
  :(川瀬くんだって俺のこと)
  :(それなりには好きって思って良いんだよね?)
  :(じゃなきゃディープキスしたいなんて言わないよね?)

【チュル、チュ、チュクッ】
山瀬:んぁっ
  :(ああ、キスも上手いな)
  :(口の中舐められながらイキたいかも)
  :ぁ、ね、そろそろ

川瀬:まだ早いです

山瀬:え?

川瀬:ゆっくり気持ちよくなりましょうって言ったじゃないですか
  :それに焦らされたあとの方が
  :うんと気持ちよくイケますよ

山瀬:そ、そんな……

その後も何度となく上り詰める瞬間をそらされた。
既に川瀬のペニスは放り出し一人喘いでいる。

山瀬:あ、あ、ああ、イキたい
  :も、イキたいぃ

川瀬:ああ、やはり泣き顔もすごくそそりますね
  :ずっと見てみたいと思っていたんです
  :凄く、可愛いですよ

山瀬:(また、カワイイって、言われた?)
  :ぁんっっ

川瀬:またいっぱい溢れてきましたね
  :俺の手、山瀬さんの我慢汁でドロドロですよ
  :ほら、凄いエッチな音してる

【グチュ、クチュ、グヂュッ】
山瀬:あ、あ、お願い、そのまま
  :そのまましてっ、イカせてっ

【クチュ……チュ……】
山瀬:あ、あ、ああ、やだ、やめないでぇ
  :も、おかしくなる
  :頭、おかしくなぅからぁ

川瀬:そうですね、さすがに限界っぽいので終わりましょうか
  :一緒にイキたいんでもうちょっとだけ頑張って下さい

山瀬:ん、ん、頑張るから、早くっ

川瀬:じゃあ俺のと自分の、まとめて握って

山瀬:ごめ、手に力が

川瀬:いいですよ大丈夫
  :山瀬さんの手の上から俺が掴んで扱きますから
  :一緒にイキましょうね

山瀬:ぅん

卑猥な水音を立てながら川瀬の手が山瀬の手ごと上下している。
川瀬のペニスと擦れて先程までとはまた違った快感で腰の奥が痺れた。

山瀬:あああ、イク、イッちゃう、イッちゃう
  :やめないで、やめないでぇ

川瀬:やめないからどうぞイッて下さい
  :山瀬さんがうんと気持ちよくイクとこ
  :見せてください

山瀬:あ、イクイクイクぅっ
  :んああああっっ

頭の中が白く爆ぜて意識が落ちていく。
意識が浮上したのは川瀬によって身を整えられた後だった。

山瀬:あれ……?

川瀬:あ、気が付きました?
  :少し無理をさせすぎましたか?

山瀬:その、川瀬くんはイケたの?

川瀬:イキましたが真っ先に気にするのそこですか?

山瀬:だって抜きあおうって話だったから
  :というかなんであんな意地悪したの?
  :(最初は気持ちよくて幸せって感じだったのに)
  :(泣くほど焦らされてあんな痴態さらすことになって)
  :(正直、川瀬くんの気持ちがわからない)
  :(好きって思ってくれてるのかと思ったのに)

川瀬:意地悪をしたつもりは……
  :いやでもそう思わせたのはすみません

山瀬:謝られたいんじゃなくて
  :理由が知りたいんだけど

川瀬:あーその、一言で言うなら性癖です

山瀬:性癖?

川瀬:俺、山瀬さんがジムで必死に頑張ってる時の顔
  :めちゃくちゃ好きなんですよ
  :好きっていうか性癖に刺さるんです
  :ずっと、もっと追い詰めて泣かせてみたいって思ってて
  :でもさすがにトレーニングでそんな真似したら体壊しますし

山瀬:え、じゃあもしかして
  :今日は最初からそのつもりで誘った?

川瀬:いや仲良くなりたかったのは本当で
  :ああでも、一度でいいから触れたいとも思ってて
  :その、下心あったのは事実です

山瀬:そ、っか……
  :(好きとかじゃないんだ)

川瀬:すみません
  :最初で最後かもと思ったら
  :止められなくて
  :あの、不快だったなら担当降りますし
  :もちろん二度と誘いませんし
  :でもその、出来ればジムは続けて欲しいと言うか
  :せっかく効果も出てきてますし

山瀬:ごめん、疲れちゃって
  :もう眠っていいかな

必死に言い募る川瀬を制して逃げるように目を閉じた。

続きました→

 
 
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