兄は疲れ切っている30

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 膨らみはないものの両掌で兄の胸を覆って、小さな突起を指先で摘む。摘んだそれをクリクリと指の腹で転がせば、甘やかに零していた声のトーンが一段上がって、若干悲鳴じみたものになる。
「ひっ、ぁっ、ぁああ、あっ、や、ぁあん、やっ、やぁ」
 言葉の中には嫌だと混じっているものの、腰の動きは止まらないどころか激しくなっていく。
「あーもー、ホントかぁわいい。ね、おっぱい気持ちぃ?」
「ん、ぅんっ、きもち」
 相変わらずの素直さで気持ちがいいと返されて、つい、じゃあ何が嫌なのと聞いてしまう。
「ぁ、ぁ、だ、って」
「うん。だって、何? 気持ちぃのの何が嫌? さっきみたいに舐めて欲しいとか? あ、勃起しきったガチガチちんぽ触って欲しいって話?」
 さっき乳首をいじった時、ダメダメ言われたのは放置されたペニスが辛いという話だったのを思い出して問う。
「ぁっ、違っ、ダメ、触っちゃ、だめ」
「なんで?」
 三点責め気持ちよかっただろと、片手を下ろして軽く支えるように握り込んでから、敏感な先端を指先でくるりと撫でてやる。先走りでびしょびしょなのはわかっていたし、それをすくい取って乳首に擦り付けて弄ったら、めちゃくちゃ興奮するだろうと思ってのことだった。
「ひぁっ、やぁ、やだぁ」
 半泣きの声と共に、ぷしっと飛び出した先走りが指先を更に濡らす。
「はは、すごっ。先走り飛んできたよ」
 乳首へ持っていくのではなく、溢れたそれを戻すみたいに先端へと擦り付けた。指の先で、尿道口がハクハクと開閉し、小さく息づいているのを感じ取る。開いた瞬間に、軽く指先に力を込めて抉れば、ひぃんと鳴いて兄の体が震えた。
「ぁ、あ、ああ、や、ダメ、きもちぃ、きもちぃからぁ」
「ん、気持ちよくなってよ。いっぱい気持ちよくなって、兄貴がやらしく乱れるとこ、もっと、もっと、見せて」
 濡れた指先を胸に戻して、先走りを塗りつけるみたいに固く凝った乳首を捏ねる。同時に、ずっと弄り続けていたもう片側は、少し強めに摘んで引っ張ってやった。
「ぁああ、やぁ、も、とまんな、あ、イッちゃう、ぁあ、イッちゃう」
 グッと背をしならせて兄の体が大きく震える。ぴしゃっと腹に兄の精液が掛かる気配がした。
「は、トコロテンとかエロすぎだし、今ここでって、可愛いにも程があんだろ」
 後ろだけの刺激でも多分もうイケるだろうとは思っていたが、それが出来てしまう体になったと認めたくなかっただろう兄は、いつも前も一緒に弄って欲しがっていたから、実質後ろだけで達する兄を見るのは初めてだ。厳密には、後ろと胸への刺激で、だけれど。後まぁ、時々腹にペニスが擦れてもいたから、直接弄らなくたって、前への刺激が全く無かったわけでもないだろうけれど。
 まだキュウキュウと締め付けてきているから、今動いたら辛いだろうことはわかっていたけれど、さすがにこちらも限界だった。
 胸を弄っていた両手をするりと落として兄の腰をガシッと掴む。
「まっ、」
 何をされるかわかったらしい兄が慌てた声で止めかけたけれど、構わず下から突き上げた。
「ぁあああっっ」
 ダメとか待ってとかイッてるからとかの泣き言に、無理とゴメンと可愛いと好きを混ぜながらガツガツと揺すりあげ、あっという間に上り詰める。だからそう長いこと無理をさせたわけではないはずなんだけれど、果てて動きを止めればクタリと凭れ掛かって来た兄に啜り泣かれて焦った。

続きました→

 
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