雷が怖いので プレイ6

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 翌週もまた、同じ時間にバイト先を訪れる。玄関先でいくら稼いで帰るか聞かれて、これまた同じように一万円と返したら、それなら前回の復習でと提案されて受け入れた。
 どんな復習をするか、何が出来れば終了になるかは、言われなかったし聞かなかった。だって多分きっと、彼の目的はわかっている。
 防音室に入って荷物をおろし、先に部屋の奥へと向かっている背中に声をかけた。振り向いた相手は、こちらの緊張に気付いてか少し不思議そうな顔を見せている。
「あの、ズボンだけ、脱ぎたいんですけど」
「ズボンだけ?」
 確かめるように繰り返されて頷いた。
 前回の復習なら今日だってきっと彼の腿に股間を擦り付けイクことを要求されるだろう。そう考えたら、服の布地は薄いほうがいい。
「わかった。いいよ」
「じゃあ、脱いで」
「いや。そのままこっちにおいで」
 脱いでから行きますの言葉は最後まで言わせて貰えなかった。
 言われた通り彼の元へ歩いていき、いつもと同じ壁際に立って目の前に立つ彼を見上げる。それだけでなんだか体の熱が上がる気がして恥ずかしい。ここに立ってキモチイイ事をされるのは、まだ前回と前々回の二度だけだって言うのに、どうやら体が思い出してしまうらしい。
「じゃあまずは、ズボン脱がせて下さい、ってお願いからして貰おうか?」
 そんなこちらの羞恥に構うことなく、彼がニヤリと笑って告げた。
「えっ……」
「勝手に脱がずに、ちゃんと俺に確認できたご褒美に、俺が脱がせてやるって言ってるの」
 こうなるってわかってたら、素直にここへ来たりせず、荷物と一緒にズボンも置いてくればよかった。そう思ってしまった気持ちはダダ漏れだったのか、彼のニヤニヤ笑いが深くなる。
「ちなみに、勝手な判断で脱いできてたら、今日はおしおきからスタートだっただろうな」
 おしおきの内容なんてとてもじゃないが聞く気になれない。小さく諦めの息をついて、口を開いた。
「ズボンだけ、脱がせて下さい」
「おっと、随分そっけないな。俺に服を脱がされるってことを、もう少し意識してくれていいぞ」
「って、脱がす以外の変なこと、しないでくださいよ」
「何言ってんだ。するに決まってんだろ」
 思わず後ずさったが、ほんの一歩で背中は壁に当たってしまう。その一歩を黙って詰めてきた相手が、すっと腰を落として目の前に跪いた。
 カチャカチャと音を立ててベルトを外され、スルッとフロントボタンを開けられ、ジジジとじれったいくらいゆっくりとした音を立てながらファスナーを下げられていく。音を聞かせたいとでも言うのか、彼は一言だってしゃべらないし、それに釣られるのか、こちらもなぜか息を詰めてしまう。
 しかも相手は手先ではなくこちらをじっと見上げていて、どうしたって気になり下げかける頭を必死で背けて彼と目線が合わないようにした。頬に彼の視線が刺さる気がしてなんとも落ち着かない。
 やがてゆっくりと下ろされ、足に布や布を握る彼の手が何度も振れた。肌を擦るそれらに、くすぐったさともどかしさを感じて、うっかりしていると腰が揺れそうになる。それを必死で堪える中、やっと彼の声が掛かって、言われるまま左右の足を交互に上げればようやくズボンが抜かれていく。
 ホッと安堵の息を吐くのと、フッとおかしそうな吐息が下肢の方から漏れたのは、同時だった。ハッとして下肢を見れば、今にも彼の手が股間に触れそうだ。なのに相変わらず彼はこちらを見上げていて、絡んだ視線に体が硬直する。
「ズボン脱がされただけで、もう、こんなに興奮してんのな」
 楽しげに笑って見せながら、股間の膨らみを確かめるように、彼の右手が下着の上からペニスを覆った。その手をユルユルと上下されるだけで、半勃起程度だったペニスはあっという間に大きさを増していく。

続きました→

 
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