雷が怖いので18

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 誕生日を祝ってもらってから先、イヤラシイおねだりを口にする、というプレイが格段に増えた。今までは恥ずかしさにやだやだ言いながらも、結局感じまくってイかされて、羞恥と居た堪れなさで泣いてしまうことが多かったのに、今は焦らされすぎるのとその結果言わされてしまうセリフが辛くて泣いてしまう。
 多分あの日、酔って甘えて、ちんちん入れてよなどと口走ったのが原因だ。
 外見も相まって背徳感が増すとかいう理由で、おちんちん弄って気持よくしてだとか、もっとおちんちんクチュクチュしてだとか、幼い言葉使いをさせられるのが恥ずかしすぎる。チビな童顔でも、股間にぶら下がるものにおちんちんという呼称が似合う幼さはさすがにない。酔っていたからといって、いつになく随分と甘やかな雰囲気だったとはいえ、なんであんな単語を口にしてしまったのか、今となってはもうさっぱりわからなかった。
 体毛だって薄い方ではあるかもしれないが、あちこちちゃんとそれなりに生えている。それらを剃りたいという要望は今のところ拒否できているけれど、いつまで拒否し続けられるかという不安は大きい。
 無理に感じさせられるよりもじりじりと炙られるように焦らされ続けるのとでは、圧倒的に後者のほうが思考力を奪っていくし、その状態で体毛の比較的濃い部分を柔らかに撫でられながら、剃ってツルツルにして可愛くしてしまおうよと優しい声音で囁かれると、彼以外に裸を見せる機会なんてそうそうないのだから別に剃られたって構わないのではと思考がグラグラ揺れるのがわかる。
 しかも、抱いてというお願いはその後も何度か口に出して頼んでいるのに、未だ叶えてもらっていない。それは可愛くおねだりが出来ていないとか、本気で求めていないとか、そういった話ではなく、体の準備がまだできてないと言う理由だった。
 せっかくだからちゃんとキモチイイ処女喪失がいいだろう? と言われたけれど、正直、そんなのどうでもいいから早く抱かれてしまいたい。そもそも、それなりの太さのある玩具やらを突っ込まれ済みなので、とっくに処女とは言えない気もする。わざわざ言ったりはしないけど。
 要するに、相手が、そうしたいだけ。結局のところ、まだその気にならないだけ。そして、そう思っている相手の気持ちが変わるような、有効的な誘惑が出来ていないというだけだ。
 整骨院やらマッサージ店とかに置かれているものより、やや幅広に感じる本当に簡易な造りのベッドの上、四つ這いで掲げたお尻に幾つかのボールが連結した形のアナルスティックがゆるゆるとした速度で出入りしている。
「ぁ、……あっ、…あぁ……」
 アナル以外一切弄るどころか触られていないし、両手は括られてベッドマットから離れないようにされていて自分で触ることだって出来ない状態なのに、ペニスは先端が腹につくほどはっきりガチガチに勃起していた。
「ふぁああああ」
 ずるずると抜け出ていく時にゾクゾクとした快感が背筋を走り、膝をガクガクと震わせながらたまらず声を上げる。
「お尻の穴、気持いいな?」
「ん、あっ、おしり、気持ちぃ」
 すでに癖のようなもので、言われた言葉を繰り返す。
「イヤラシク腰振って、凄く、可愛いよ。もっと気持ちよくなるには、どうすればいい?」
「も、っと、おしり、ずぽずぽぐりぐりして、ほし」
「うん、いい子だ」
 自分から言えるようになってきたねと褒められながら、出入りするスティックの速度が速められる。
「あああ、っああっっ」
 角度を変えたり回すように捻ったりと、求めた言葉通りに動かされて、強烈な快感にますます声を上げた。
 お尻の穴の中を玩具に擦られるだけでこんなに気持ちよくなれるのに、彼の言うキモチイイ処女喪失に、一体何が足りないのかわからない。
「あっ、あっ、やぁ、きもちぃっ、いきたい、も、いかせてっっ」
「いっていいよ。このままおしりズポズポされながらいってごらん?」
 そう言われたところで、簡単に達せられるものでもない。
「や、やぁ、いけ、ないっ」
「どうして? おしり、きもちいいんだろ?」
「きもちぃ、きもちぃっ」
「うん。きもちいぃな」
「うぁあああっっ」
 ますます激しくなる動きに、言葉が紡げなくなる。前も、ペニスも一緒にいじってほしいのに、それを口にだす余裕を奪われている。多分きっと、わざとだ。
 最近はこうやっておねだりすらさせて貰えないまま、脳が焼ききれそうな快感にさらされる時間が増えている。
「あああ、んああっ、やぁっ」
「ほら、どうした。いつでもイッて良いんだぞ」
 少し緩んだ動きに、ぐすっと鼻をすすった。
「おもちゃじゃ、やだぁ」
「え?」
「おもちゃ、やだ。入れて。も、ちんちん入れてよぉ。ちんちんで気持ちくしてよぉ」
 多分彼の予定では、ちんちん弄ってと言われるはずだったんだろう。実際、そうお願いするつもりだった。だって言ったところで、どうせ入れてもらえないことはわかっている。
 でも、お尻でこんなに気持ち良くなれてるのに、一向に抱いてもらえないことが、今日はなんだか凄く悲しいような気になってしまった。

続きました→

 
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