金に困ってAV出演してみた5

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 相手は学生服だが、こちらも一応、私服とそう代わらない衣装が下着から全て用意されていたし、撮影前に案内と説明とを受けてシャワーも浴びたし体の中を洗っても居る。抱かれる気満々で、ここへ来る前に既に家でしっかり準備してきた、なんてのはもちろん言っていない。
 到着時に既に学生服を着ていた彼だって、中まで洗ったのかは知らないし聞いてもいないが、少なくとも同じ様にシャワーは浴びているはずだ。なので、嫌じゃなければ口でされてみたいなというおねだりにも、特に抵抗なく応えてやったし、お返しにと咥えられるのだって拒む理由がない。
 初めてってのは多分嘘じゃないんだろうなと思う程度には拙かったけれど、知識と好奇心は旺盛らしいと思う程度には、あれこれ積極的だったしそれなりに気持ちも良かった。こちらが抱かれる側になることが決定しているのだから、フェラついでにアナルを突付かれ弄られるのだって想定済みだ。
 ただ、いくら好奇心が強かろうと、アナルを舐められるのは想定外だった。どれだけ綺麗に洗ったとしても、さすがにそこを舐められるのは抵抗がある。今まで、舐められたいと思った事もなかったし、舐めたがる相手と交際した経験もない。
「やっ、ちょっ、待って」
 相手の舌がそこに伸ばされる気配に、慌てて起き上がって距離を取った。
 相手はかなり驚いた顔を見せているが、いきなり逃げられたことへの不満などはないようで少しばかりホッとする。思い通りにいかないとすぐに不機嫌になるような相手じゃなさそうで良かった。
 彼の持つ、あえて可愛らしさを振りまいているかのような雰囲気が、実はかなり好ましい。初めての撮影相手が彼で良かったと思っているし、できればその雰囲気を壊すことなく、可愛い年下の男の子の童貞を貰ってあげる、という方向のままでこの撮影を終わりたいと密かに思ってもいた。
「なんで? 嫌?」
「汚いよっ」
「俺は気になんないけど」
「俺が気にするってば」
「フェラはするのもされるのもあっさりオッケーだったのに?」
「フェラとそれとは全然違う」
「ねぇ、もしかして、今まであんまり舐められたこと、ない?」
 一度もないと頷いて見せれば、少し黙って考え込んだ後、ごめん中断させてという言葉とともに監督を呼ばれる。さっきよほどのことがなければノンストップでと提案していた彼自身が止めたということは、これはよほどのことなんだろうか。
 ちょっと意味がわからない。と思ったのも束の間、アナルを舐められる事への値段交渉をされて理解する。結果、ギャラの上乗せに釣られて了承してしまった。
「俺の初めては全部おにーさんが持ってくんだから、俺にもおにーさんが未経験だってこと、させて欲しいなぁ」
 再開された撮影は、そんな言葉に押し切られる形を取って、アナルに彼の舌を受け入れる。
「んひっ」
 背徳感といたたまれなさが酷いのに、舌先が触れただけでゾワッと強い快感が走った。
「ぁっ、ぁっ、ゃんっ、んっ、んんっ」
 アナルのシワを確かめるみたいに、舌先で何度もアナル周りをなぞられて、気持ちよさに上がってしまう声を必死で飲み込む。どうしよう。思っていたよりずっと気持ちがいい。
 汚いとか、そんな場所を舐めるなんて、という抵抗感はもちろんまだある。でも、既に了承してしまって受け入れるしかないのだ、という気持ちが、抵抗感を霞ませる。
「良かった。舐められるの、気持ちぃんだ。ね、声、もっと聞かせて欲しいな」
「恥ずかしい、よ」
「ちょっとだけ聞こえた声、凄く可愛かったよ?」
「でも……」
「じゃあ、もっとうんと気持ちよくなって貰えるように頑張るから、我慢できないくらい気持ちよくなったら、遠慮なく声出して?」
「や、ちょっと、そんな、ぁあっっ」
 頑張らなくていいからとは言えないまま、またアナル舐めが再開されてしまう。丁寧に舐められて、穴の中に舌先をツプツプと抜き差しされてを繰り返されて、時折顔が離れている間は、多分カメラが寄っているんだろう。
 カメラは当然こちらの顔を撮りにくることもあるし、カメラを前にして撮られていることを意識せずにはいられないし、感じている顔や声を晒すのはやっぱりそれなりに抵抗がある。でもそれも、しつこく舐められているうちに、だんだんと意識が出来なくなる。
「ひぁぁああっっ」
 ぐっと舌先を埋め込まれながら、押し付けられた唇でぢゅっとアナル周りを吸われて、目の前がチカチカと爆ぜた。
「んっ、ふぅうっ」
 舌が抜けていく時に、相手が笑ったらしい息がアナルに掛かって、それさえも気持ちが良くて、しかも緩んでしまった口はなかなか閉じられない。
「あぁっ、あっ、やぁあ、それだめっ、やっ、やっ」
 ずっとアナルを舐められるばかりだったのに、突然ペニスを握られ扱かれ出すから慌ててしまう。前と後ろの同時責めなんて弱いに決まってる。
「待って。イッちゃう、それ、イッちゃうって」
 言いながらも、これは間違いなくイカされようとしているのだ、という認識はあった。当然、待ってと言った所で加減なんてされないし、むしろイッていいよとでも言いたげに、扱く動きが加速してしまう。
「あ、ぁあっ、いくいく、でる、でちゃ、あああっ」
 キュッとアナルが窄まった先で、彼の舌がその締め付けを楽しむみたいに蠢くのを感じていた。

続きました→

 
 
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