弟に欲情されています3

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 親の出かけた週末、指でたっぷりと慣らされた後で弟のペニスがゆっくりと挿入されていく。
 先日の宣言通り、今日は最後まで抱かれるつもで始めているので、たっぷり慣らされたとはいえイキたくて仕方がないというほどまで高められていないし、期待も不安も緊張も色々入り混じってグチャグチャだ。
「ぁ、あぁっ、あああ」
 さして痛みはないが圧迫感は指の非じゃない。閉じていられない口からは、どうしようもなく音の乗った息が漏れていく。まるで下から押し入られた分、上から吐き出されていくみたいだった。
「痛くない?」
「ん、ぅん、ぁあっ」
 背中に掛かる心配げな声に必死で大丈夫と頷けば、グッと押し入られて一段と圧迫感が増した代わりに、尻たぶに弟の腰が密着したのがわかる。どうやらこれで、根本までズッポリ入ったらしい。
「はぁぁ〜……」
 安堵と恍惚の混じったような吐息が背中に落ちた。
「すっげ、気持ちぃんだけど」
 こちらの体を気遣ってかいきなりガツガツ腰を振ったりはされていないが、我慢できないとでも言うように小刻みに腰が揺れている。小さな振動ではあるものの、やはりまだ慣れないせいか、普段指では届かないような奥の方をかき回されているみたいで、お腹の中がなんとも変な感じだった。
「兄貴は?」
 気持ちいい? という言葉は続かなかったが、キモチイイと返るのを期待する声なのはわかる。
「わ、っかん、ない」
 でも残念。さすがにうっとりキモチィなんて返せる状況にない。それどころか、わからないと口にだすのすら一苦労だった。
「マジか。痛みは?」
「それ、は、へーき」
「萎えちゃった?」
 返事を待つつもりなんてなさそうで、言いながら既に腰の脇から回ってきた手が股間をわしづかむ。
「はぁあんっ、ちょっ、やぁ」
 挿入の緊張と衝撃で少々萎えてしまっていたペニスは、弟の手にやわやわと揉まれて扱かれ、あっさり元の硬さを取り戻したようだった。
「硬くなってきた」
 嬉しそうな声に、当たり前だと返す余裕がない。後ろに嵌ったものが少し大きめに抜かれて、再度グッと押し込まれたせいだ。
「んぁああっっ」
「ごめっ、も、我慢できねぇ」
 急に激しく揺さぶられて、前を握る手にも力が篭って、突然襲った前後同時の強い刺激に目の前に星がチラついた。ただ、それはほんの短な時間で、あっと言う間に弟は動きを止めた。
 直前弟が小さく息を詰めたのと、体の中で脈打つ弟のペニスから、どうやら達したらしいと思う。
「イッ……た?」
「あー……うん、ゴメン」
 気持ちよすぎたと言いながら、弟がズルリと抜け出ていく。決して気持ちが良い思いをしていたわけではないのに、喪失感が酷くてなんだか戸惑ってしまう。
 四つ這いになっていた体を起こして、ぺたりとベッドの上に座り込んだまま、ぼんやりとコンドームを処理している弟を眺めていたら、それに気づいた弟が困った様子で苦笑した。
「先に一発抜いとけばよかった。早漏すぎてガッカリした?」
「そ、……んなことは、思って、ない、けど」
「めっちゃ物足りないって顔してるけど」
「ばっ、ちょ、なっ、言って」
 確かにこの喪失感は物足りないってことなのかもしれないけれど、そんな指摘は恥ずかしすぎる。
「図星。ま、こんな持たないとか思ってなかったし、俺もショックと言えばショックなんだけど、そこはほら、若さで挽回するからさ」
 そう言って新しいコンドームのパッケージを箱から取り出し封を切った。このコンドームは弟の所持品でポリウレタン製だ。
 こちらも一応色々調べて、こっそりローションとゴムを用意していたのだけれど、普段慣らすのに使っているのはワセリンなんだからそっち使おうよという弟の意見により、それらの出番はなくなった。
 思わず視線を投げてしまった弟の股間は、確かに一度出したと思えないほど、未だ大きさも硬度も保っている。
「準備できた。ってわけで、いい?」
 頷いて先ほどと同じように四つ這いになろうとしたら、寄ってきた弟に仰向けに押し倒されてしまった。
「次は顔見て繋がりたい。痛かったり苦しかったら諦めるけど、でもなんか大丈夫そうじゃない? どう? ダメ?」
 ダメと返らないのをわかった顔をしているから、少しだけ悔しいような気もしたけれど、そんな悔しさよりも、正常位でしてみたい好奇心混じりの欲求のほうがはるかに勝る。
 ダメじゃないと言えば、嬉しそうな笑顔とともに、足を左右に大きく開かれた。

続きました→

 
 
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