スライム+聖水=ローションの続きです。
人の両手を溶けたスライムで塞いでおいて、あっさりこちらのズボンを引きずり落とした相手は、ちょうど子供と大人の中間って感じなんて笑いながら、剥き出しのちんこに無造作に手を伸ばしてくる。
彼の手がソレに触れるのは初めてではなくて、キモチイイを期待したソコは何度か軽く扱かれただけで、あっという間に硬く張り詰めていく。
「はっや。お前、ちゃんと自分で抜いてんの?」
「してるよっ」
「ふーん? てことは、お前も結構期待してんじゃないの?」
「そりゃ、……」
だって本当に久しぶりだ。いいことも悪いことも一緒に楽しんで、アレコレたくさん教えてくれた、笑顔が柔らかで綺麗な年上のこの彼を、どれだけ慕っていたと思っているんだ。薬師の見習いをすると言ってこの町を出ていった後、どれだけ寂しい思いをしたと思っているんだ。
「手、ヌルヌルしてるだけでも興奮してきた?」
おっかなびっくりではあるものの、言われた通り手をすり合わせてスライムを温めていたけれど、そのヌルヌルが気持ちいいなんてとても思えそうにない。彼のことは信じているから、危険なものではないのだろうけれど、それでもやっぱりなんだか得体が知れなくて怖い。
「ちがっ。てかこれホント、気持ち悪いんだけど!」
「そう? その手でちんこ握って扱いたら気持ちよさそうって思わない? てか興奮しない?」
「思わないよっ。てか怖いって」
「怖いって何が?」
「これ、本当にちんこ塗ったりして、平気なもんなの?」
「平気じゃないようなもの、お前に渡すと思ってんの?」
「それは、思ってない、けど……」
「じゃあ、一緒にする? 先に、俺のちんこにそれ塗りつけていいよ。で、平気そうだな、気持ちよさそうだなって思えたら、自分のちんこにもそれ塗りなよ」
「え、いいの?」
何そんな驚いてんのと言いながら、相手はあっさり自分のズボンも下着ごと引きずり落として、下半身をむき出しにした。しかも、少し考える素振りを見せたあと、シャツ類も全て脱いで丸裸になる。
昔は見慣れたものだったけれど、久しく見ていなかった彼の体は、相変わらず肌が白くて、でも適度な筋肉で引き締まっていて、なんだかキラキラと眩しい。ドキドキして、でも目が離せない。
「ちょ、なんで、裸?」
「シャツの裾にスライム付くのやだなって思って」
「自分だけズルい。だったら俺のも脱がしてよっ」
「お前はその手でシャツ脱ぐと結局シャツ汚しそうだし、俺が汚れないように捲っててやろうって思ってる。てわけで、ほら、その手のヌルヌル、俺のちんこに塗りつけて?」
言われて、なるべく視線を逸らしていた相手の股間をとうとう凝視した。
既に緩く立ち上がっているソレは、しっかり皮のムケた大人ちんこだ。触るのは初めてではないのだけれど、でも触れていいよと言われる時はいつだって凄く緊張するし、興奮もする。彼の指はもうこちらのちんこは弄っていないのに、彼のちんこを見ているだけで、ますますギンギンに張り詰めていくのがわかる。
それに気づかれてからかわれる前に、さっさと彼のちんこに手を伸ばした。せめて、彼が気持ちよさそうに喘ぐから、こちらも興奮したって言えるように。
「ふっ……んっ、」
ヌルヌルの手でそっと握っただけで、聞いたこともないような甘やかな吐息がこぼれ落ちてビックリする。
「なに驚いてんの。ホント、このヌルヌルめちゃくちゃ気持ちいいいんだって。ほら、固まってないで、手、動かしてよ」
促されるままゆっくりと手の中のちんこを、ヌルヌルと扱いていく。両手ともヌルヌルなので、片手で竿を扱き、もう片手はやわやわと玉をもんでやった。
「ぁ、……ぁっ、……ぃぃっ……ヌルヌルももちろんいいんだけど、それを人の手でってのが、ホント、凄い、イイ」
「え、このヌルヌル使って、人にしてもらったこと、ないの?」
「え、ないよ。というか、俺のちんこ触ったことある他人なんて、お前以外いないよ」
「ちょ、……とぉおおお」
「ちょ、なんなんだよ。あんま大声上げるなって」
なんなのこの人。そんなこと言われたら期待しそうだ。彼の中ではまだまだ自分は幼い子供なのかもしれないけど、だからこんな風に少しエッチな新しい遊びを気軽に教えてくれるんだろうけれど、彼を慕う気持ちが何かをわからないほど、もう子供ではないのに。
「それより、お前も自分の握って扱いてみなって。俺がこんな気持ちよさそうにしてんの見たら、もう、怖いなんて思わないだろ?」
チラリと視線を下に寄越した相手は、ふふっと笑って、興奮しまくってるじゃんと続けた。興奮してるのはヌルヌルへの期待ではないけれど、もちろんそれを口にするはずもなく、言われた通り玉を弄っていた手を離して自分のちんこを握って扱く。
「うぁ……」
「な、凄いだろ?」
初めての感触と快感の衝撃に、驚き混じりの吐息を漏らせば、相手は酷く満足げでどこか自慢げだ。
「これは、確かに、ちょっと……てか、こんなの、すぐイッちゃいそうなんだけどっ」
「俺を置いてきぼりにして先にイッたら許さないけど?」
「もー、ホント、どうしてそういうこと言うの。だったらもっと気持ちよくなるまで、俺に自分も弄れとか言わないでよっ」
「だって早く弄ってみて欲しかったから、あっ、ぁあ、おまっ」
さっさとイキたくなってもらわないと困ると、相手のちんこを少し乱暴なくらい扱き立てれば、慌てたように相手がこちらにしがみついてくる。
「ん、んんっっ、んんんっ」
肩の辺りのシャツを噛んで、どうやら漏れ出る声を抑えているらしい。少し苦しそうでもあるけれど、それよりもずっとずっと気持ちよさそうだったから、激しく擦り立ててもヌルヌルのお陰で痛いなんてことはないようだ。
相手の体が近づいてきたので、自分も腰を少し突き出し、二人分のちんこを一緒くたに握って擦り立てることにした。そうすれば、あいた片手で相手をもっと刺激してやれる。自分だけ先にイカないように、相手にもっともっと気持ちよくなって貰わないと。
ただ、同時に握るということは、自分のちんこと彼のちんこが擦れ合うということで、それを意識するだけでも、こっちはどんどん興奮が増してしまう。これはさっさと彼をイカせないと本当にヤバイ。なんてことを思っていたのに。
「ぁ、あ、バカ、お前の、ちんこ擦れて、ああっ、バカっ、気持ちぃ、お前のちんこ、ぁああ」
噛んでいたシャツを放したらしい相手が、耳元でこちらを詰りながら、あっさりと甘やかに上り詰めていくから。追いかけるようにこちらも上り詰めながら、これってもしかして期待してもいいんじゃないか、なんてことを思ってしまった。
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