雷が怖いので END直後4(終)

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 お尻の中をグチュグチュにかき回され、頭の中が何度も白く爆ぜる。疲れ切っているはずなのに、ヒンヒン喘ぎ泣き散らす自分の、限りなく悲鳴に近い声が部屋に響いていた。
 こちらが何度上り詰めても容赦なく突かれ続けて、既に気持ちよいのか苦しいのかも曖昧になって涙が溢れているのに、心だけは変わらず喜びと幸せで満たされている。肌を撫でていく指先から、なんとか瞼を持ち上げた時に映る顔から、好きだ可愛い愛しいと繰り返してくれる甘い声から、彼の想いを感じることが出来るからだ。間違いなく彼に、強く求められているのだと思い知る。
 何度か飛ばした意識は、すぐにより強い刺激で半ばむりやり呼び戻された。そんな真似をされるのは初めてだったけれど、この時間を記憶に残さないのは許さないと言われているみたいで、それすら嬉しさで心が満たされる。
 さすがに彼の五度目の射精を受け止めながら飛ばした意識は、むりやりに引き戻されることはなく、次に意識が戻ったのは朝というよりは昼に近い時間だった。正確には、部屋に一人放置して出かけるわけに行かないからと、彼によって起こされた。
「取り敢えず上体だけでも起こせるか?」
 まだぼんやりとしながらも頷いて、ひたすらダルい体になんとか力を込めて起き上がろうとしたら、アチコチ軋んで思い切り眉を寄せて呻く。
「痛っっ……」
「やり過ぎた自覚はある。悪かったな。でも半分はお前の自業自得だぞ?」
 苦笑とともに身を屈めた相手に助けられて、痛みを堪えながらもなんとかベッドの上に座る形で身を起こした。
「わかってます、よ。後悔はない、です」
 吐き出す声は、あれだけ泣き散らせば当然かも知れないけれど、掠れてガラガラだ。喉に引っかかって少し咳き込んだら、宥めるように背を擦ってくれた。
「後悔がないならいい。それより大丈夫か?」
「はい」
「じゃあ取り敢えず幾つか薬飲んで」
 水の入ったペットボトルと共に渡されたのは、痛み止めと整腸剤らしい。受け取ったそれを躊躇いなく飲み下して、ついでに乾ききった喉を潤す。ほぼ一息に半分以上を飲み干して、一旦蓋を締めて脇においた。
 一息つくのを待っていたようで、それを見ていた彼がまた口を開く。
「後始末はそれなりにしておいたが、中出しだったのに最後意識飛ばしたまま眠らせたのと、かなり奥深くに注いじまったから、多分この後腹壊すと思う。酷いようならすぐ医者に連れてくから、黙ってないで言えよ。それ以外も、何か少しでも体調おかしいと思ったらまず俺に言え」
 何度も中出しして長時間繋がったままのセックスは、さすがにリスクが高いようだ。わかったかと念を押す顔が真剣だったので、こちらも神妙に頷いてみせた。
「後、お前の携帯さっきから何度も鳴ってる。多分学校関係だろ。早めに折り返してやりな」
 そう言って差し出されたのは、ズボンのポケットに突っ込んでいた携帯で、服はやはり畳まれて近くのスツールの上に乗っている。
「ありがとうございます」
 受け取ってちらりと確認すれば、確かにゼミ仲間から幾つかメッセージが届いていて、電話も何度か掛かっているようだった。
「それと最後に、俺はもう少ししたら出掛けなきゃならないから、これをお前に渡しておく」
 そう言って差し出されたのは、何も付いていないシンプルな剥き出しの鍵が一つ。
「これ……って」
「うちの合鍵」
 そうだろうとは思ったけれど、実際にそれを肯定されると途端に動揺する。ありがとうございますと、簡単に受け取ってしまって良いものなのかわからない。
「えっ、……でも……」
「お前は俺のものになったし、俺も、もうお前のものだろう?」
「そ、れは……そう、なんです、けど……」
「まぁ今はまだ、そんな重く考えなくていい。体調も悪そうだし、今日はこれを使わず俺が帰ってくるのを待っててもいいが、俺の帰りをお前の意思で待つのと、俺が帰るまでこの家から出ることが出来ないってのは違うだろ?」
 だから持っててと言われれば、受け取るしかない。ついでに言えば、今日は彼の帰りをこの家で待つのもほぼ決定だ。どうせこの体調では大学に行けそうにないし、だったら自分の意志で、彼の帰りをこの家で待っていたい。
 その後、ベッドを降りれそうにないなら簡単に食べれるものを運んでおくという提案を断り、アチコチ痛む体を誤魔化しながらベッドを降りた。手伝ってもらってなんとか服を着て、一緒にリビングのドア前までたどり着いた辺りで、いよいよ彼が家を出る時間が迫っているようだ。
 そのまま玄関へ直行し靴を履いた後も、くれぐれも無理はするなだとか、家の中のものは好きにしていいだとか、まだ何か言い忘れはないかと探す彼の袖を引いて、せっかくだからいってらっしゃいのキスがしたいと言ってみた。そんなこちらの仕草と言葉に一瞬固まり、目を少しばかり瞠られたけれど、驚かれるのはまぁ想定内。
「だめ?」
「なわけないだろ」
 それでも声が少し上ずっている。彼にとっては知識としてのみ存在する行為だろうことは想像がついた。それなのに咄嗟に応じてくれる優しさが、やはり嬉しくてたまらない。
「じゃ、少し屈んで?」
 頼んだ通りに身を屈めてくれた相手の唇にチョンと唇を触れさせて、まだどこか少し浮ついた幸せの中、いってらっしゃいと笑ってやった。胸に湧き続けているこの幸せは、彼にも伝わっているだろうか。彼にはニヤリと笑い返されたけれど、戸惑いや照れくささをそうやって誤魔化したようにも見えた。
「随分可愛いキスだな」
「だってこれから出掛けちゃうのに、エッチな気分になったら困るし」
「そりゃそうだ。じゃあ、仕方ないな」
 その言葉とともに、彼からも軽く触れるだけの優しいキスを貰う。そうしてから、行ってきますと柔らかな声音を残して出ていく背中を見送った。

<終>

今回で終わりにしたくて大遅刻。最後の最後ですみません。
END直後の、相手の気持ちに任せて抱かれた視点の主が見たいというリクエスト、どうもありがとうございました〜

本編は長くなったしもういいやでエンド付けてしまったので、今回、あの後のエッチと、更には合鍵渡す所まで書けて良かったです(^^♪

 
 
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雷が怖いので END直後3

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 何度も何度も飽くことなく繰り返される「好きだよ」の言葉を貰いながら、自分で動いて腰を振る。中のイイトコを彼の大きなペニスに擦り付けるようにしながら、自分のペニスを自身の腹と彼の腹との間に挟むようにして揺すれば、快感が何倍にも跳ね上がる。
 はしたなく気持ちが良いと喘いで、込み上げる気持ちを零すように好きだと繰り返せば、やはり優しいキスが降った。けれどそこには「俺もだ」という言葉が付属してもいる。
 嬉しくて、幸せで、好きと言葉に出すだけでは追いつかないものが、涙になって流れ落ちた。泣きながら、でも半分くらいは笑っていたようにも思う。相手も嬉しそうに、愛しそうに、大好きな優しい顔を見せてくれていた。
 もちろん、時々こちらをからかうみたいに意地悪なことを言って、興奮を煽り引き出すことも忘れない。
 たまらなく、キモチガイイ。心ごと、快感で震えた。
 どれくらいの時間、そうして過ごしていたのだろう。何度も休憩を挟みながらではあったが、それでもそれは、本気でこちらの体力が尽きるまで続けられた。
 宣言通り、意識を飛ばして何も考えられなくなるような時間はなかったけれど、やっぱり何回イッたかなんて覚えてない。自分で動いても射精なく上り詰めるのを繰り返すなんて真似はできないので、ペニスの先からだって何度も、ダラダラと白いものを零した。
 でも彼がイッた回数ならしっかり覚えてる。自分で動くようになってからは一回で、最初に口に出して貰って飲んだ分も入れれば四回だ。
 ずっと繋がったままで、彼の胸に倒れ込んで動けなくなっている今も、それはまだ自分の中で脈打っていた。多少小さく柔らかになってはいるものの、元が大きいのとこちらの疲れも相まって、物足りなさなんてまるでないどころか、じっとしててもついそこへ意識が向かってしまうくらいの存在感がある。
 一晩でこんなに彼が射精してくれたのは初めてなのだけれど、でもまだ全然余裕がありそうだ。でもそれは、余裕をなくした姿を見られたくはないからだろうとも思った。だから今日、彼はあまり動かずにいるのではないのか。
 それでもいつかは、余裕なく求めてくれる日も来るだろうか?
 激しく貪られながら、彼自身もう出ないというくらいまで、自分も彼を貪り尽くしたい。
 この人はもう自分のもので、これから先もまだまだ続いていくのだから、いつかきっと、そんな彼を見せて貰える日だってくるに違いない。そうなったらいいなと思いながら、ふふっと息を漏らした。
「どうした?」
 くったり凭れ掛かる自分の背を優しく撫でてくれていた彼が、それを聞きつけ尋ねてくる。
「あなたはまだまだイケそうだなって思ったら、いつか、あなたの限界まで抱いて貰えるような日もくるのかなって、そうなったらいいなって、思っちゃって」
「今日がもう終わりだなんて、俺は一言だって言ってないけど?」
「……えっ?」
「まぁさすがに平日だし、明日もずらせない予定入っちまってるから限界までは頑張れないが、最低でも後一回、俺がイクまでは付き合って貰うぞ」
 それはいったいどれくらいの時間が掛かるのか。射精コントロールは四回出した後でもまだ可能なのか。不可能なら彼が気持ちよくなれるまでというのに全く予想がつかないし、可能だとしても、どこまでこちらを追い詰めるつもりで居るかがさっぱりわからない。だってもう、今日はこれで終わりだと、すっかり思い込んでいた。
 こちらはもう殆ど体力が尽きているけれど、彼が動く分には問題がないという意味なのはわかっている。たとえ出すものが無くなったって、お尻でイかされる分には関係がないということも。彼にされたら、自分の意志で体を動かせないほどに疲れ切っていたって、また気持ちよくなれてしまうのだ。
 さすがに期待よりも不安が大きくなって気持ちが揺れる。なのに。
「だってお前、俺に激しく貪られてみたいだろ?」
 そう続いた言葉に、頷く以外出来なかった。

続きました→

 
 
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雷が怖いので END直後2

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 俺も好きですと告げる声は少し震えていたかもしれない。躊躇いなく好きだと繰り返し与えてくれる言葉が嬉しくて堪らないのに、嬉しいからこそ泣きそうだった。
 何も考えられなくなるような抱き方をされて居ないせいもあるだろう。
 今までだって、じわりと快感を引き出されていくようなセックスを、してなかったわけじゃない。特に関係を変えた後、泊まりで抱かれる時はそんなセックスが多かった。
 それだって十分に嬉しかったけれど、プレイ要素控えめに抱かれているとどうしたって好きだという気持ちが溢れ出したし、約束通りの優しいキスを貰いながら、自分の気持ちばかり押し付けるようで申し訳ないと思ってしまう気持ちを、止めることも出来なかった。好きだと返してくれない人を、恋人になれないような相手を、諦めることも出来ずに卑しく求め続けた日々に、迷いがなかったはずがない。
 思考を奪われていないせいで、やっと掴んだ幸せの前だというのに、苦しくてしんどかったアレコレを思い出してしまう。もうあんな思いはしなくて良いのだと思うと、嬉しくて嬉しくて、キュウと胸が締め付けられる。
「それは嬉し泣きだよな?」
「そ、です」
 泣きそうになっているのはバレバレで、苦笑交じりの問いかけには必死で頷き肯定を返した。
「お前は本当に可愛いな。好きだよ。何度だって言ってやるから」
 だからもっといっぱい泣いてと笑う顔は少し意地悪だったけれど、それは当然見慣れたもので、その顔を見ただけでドキドキが加速してしまう。
「っぁ……」
 連動したようにアナルがひくつき、相手を締め付けてしまったのがわかるから恥ずかしい。泣いてと言われてこの反応なところが我ながら浅ましいと思うのに、恥ずかしいと思ってしまう気持ちまでも含めて、彼的には十分満足のいく反応だったようだ。
「このまま起きれるか?」
 ハイと返せば繋がりを解かないまま、片腕を背中に差し込まれ、もう片手には腕の付け根を掴まれて、ゆっくりと引き起こされる。
「ぁ、っあ、」
 繋がったままの動きにどうしたって熱い息がこぼれ出てしまう。
「ぎゅってして」
 促されるまま、彼の胸に倒れ込むようにして抱きついた。そのまま腰を抱えられるようにして支えられながら、彼が体勢を整えるのを少しばかり待つ。
「今度はお前が動いて、自分で気持ちよく、なれるよな?」
 元気だもんなとからかう口調にまた恥ずかしさから顔が熱くなりながらも、再度ハイと返してまずは両足に力を込めた。
「俺にたくさん好きだよって言われて、泣きながら気持ちよく果てるとこ、じっくり見ててあげような」
 ゆっくりと腰を浮かそうとした所で、どこかうっとりとした声音でそんな事を言われて、思わず身を固めてしまう。
「どうした?」
「……だ、って」
 なんとか声を絞り出した。
 まだ困惑してはいるものの、なんとなく、わかってきたような気がする。
「だって?」
「気持ちに任せて抱くって、こういう事になるって、思って、なかった……から」
「激しく貪られるとでも思ったか?」
「そりゃあ……明日、使い物にならなくてもいいならなんて言われたし」
「考えが甘い。後、相変わらず迂闊だな」
 楽しそうなニヤニヤ顔をされた。でもそれが嬉しいのだから困ったものだ。
「ようやくお前を好きだと認められたんだから、今まで返せなかった分をたっぷり返してやるよ。ちゃんと俺の言葉を聞き取れて、理解もできる状態で抱き続けるに決まってるだろ。意識飛ばして逃げるみたいに終われるなんて思うなよ」
 イッてるのはお前のが断然多いけど射精はほとんどしてないんだから、後は若さで乗り切ってと続いた言葉に、確かにこれじゃあ明日は使い物にならないだろうと思った。
「もっとして、なんてねだったこと、後悔してるか?」
 フルリと小さく体を震わせればそんな風に聞かれはしたけれど、ゾクリと背中を走ったのはどちらかと言えば期待だった。そりゃあ、不安や恐怖に似た気持ちがゼロと言うわけではないけれど。
「まぁ後悔してるって言われた所で止める気ないし、後悔なんか忘れるくらい善くしてやるけどな」
 自信満々に言い切る相手に、後悔なんかするわけ無いと返して、中断していた動きを再開させる。
「いい子だ」
 それは満足気な声音だったのに、次にはとろりと甘やかな声が好きだよと続いた。

続きました→

 
 
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雷が怖いので END直後1

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 気持ちに任せて抱くことになるなんて言われたら、普段みたいな気遣い無しで、彼の快楽を優先させるセックスをされるのだと思うだろう。余裕をなくした相手にガンガンと奥を突かれたら、体がどこまで持つのか、どれだけそんな彼を見つめることが出来るのか、心配したのはそんな事ばかりだったのに。
 決して大きな動きではなく、深い所を緩やかに、そして柔らかに押し上げる優しい動きは、その場所を起点に体中をトロかせる。
「んっ……ぁっ……きも、ちぃ」
「俺も、きもちぃよ」
 甘く降りかかる声は確かに気持ちが良さそうなのに、全くと言っていいほど余裕をなくしては居なかった。結局、追い詰められているのは自分の方だ。
 奥深くでじわじわと上り詰める経験はさっきが初めてだったのに、忘れないうちに覚えなさいとでも言われているみたいに、さっき以上の緩やかさでゆっくりと上り詰める事を繰り返させられている。腰はがっちり掴まれてしまって、さっきみたいに自分から腰を揺すって快楽を拾うことも許されない。
 もちろん、もっと激しく突いてというお願いは、とっくに却下されていた。それでももう自分ばかり二回も、ゆっくりと押し上げられるままに達している。
 ゆっくりとだからか、最奥に入り込まれて何度も気持ち良くイかされているのに、頭の中がドロドロのぐちゃぐちゃになって、快楽を追うこと以外何も考えられなくなる、なんてことはなかった。
「イッ、ちゃう……また、おしり、イッちゃう、ょぉ……」
「ん、じゃあ、今度はまた、一緒にいこっか」
「ほ、……ほん、と?」
「ホント」
 さっきみたいにお尻の奥で上手に絞り上げてと言われたけれど、やり方なんかわからない。イッてしまう時に、勝手にナカが収縮してしまうだけだからだ。
 それでも自分で何か出来ないかとお腹に力を込めてみたら、相手が少しだけ息を詰めたようだった。しかしその直後、自分自身が大きな快楽に飲み込まれていく。
「んぁああああ」
 相手は全く動きを変えていないのに、お腹に力を入れて相手を締め付けた事で、体が勝手に上り詰めてしまった。じわっと押し上げられて達することを繰り返していたはずで、今回も同じようにイクと思っていた所に、突然の激しい快感に目の奥がチカチカする。
 それでも、奥深くにじんわりと熱が広がった気がするのと、彼のペニスの脈動とで、本当に一緒にイッてくれたのはわかった。
「ああ、ぁあ……」
 呆然としながらも細く息を吐きだせば、優しい手つきで髪を梳くように頭を撫でられる。
「すごい上手に、自分から奥でイケたな。気持ちよかったよ」
 褒められればやっぱり嬉しい。ホッとしながら良かったと返せば、柔らかに笑い返されて、可愛いなの言葉とともに顔が寄せられる。キスを待ってそっと瞼を降ろせば、唇が塞がれる前に再度彼の声が耳に届いた。
「ああ、やっぱり今の少し訂正」
 えっと思いながら綴じていた瞳を慌てて開けば、間近で悪戯っぽく笑っている。
「お前が好きだよ」
「えっ、」
 さすがに今度は声が漏れた。それを待っていたように、与えられたキスはすぐに深いものへと変わっていく。
「んっ、んっ」
 達したばかりで口の中も敏感になっていて、くちゅくちゅと舐め回されて絡ませた舌を擦られれば、甘く鼻を鳴らしてしまう。今日は既に五度も達して確かに疲れているのに、最初に口でして貰って以降はお尻だけでイッてるせいか、またキモチヨクなりたくなってしまって困る。
 繋がったまま覆いかぶさるようにキスをされているので、自分のペニスが彼のお腹に触れているせいもあるかもしれない。もっと快楽を拾えないかと、そっと腰を浮かしてペニスの尖端を彼のお腹で擦ってしまったら、当然すぐに気づかれたらしく、重ねていた唇がスッと離れてしまった。
「元気だな」
「ご、ごめんなさ、ぃ」
「怒ってないよ。可愛いし、可愛くてたまらないなと思うこの気持も、お前を好きって事なんだろうって思ってる」
 好きだよと繰り返して、今度は触れるだけのキスが一つ、唇の上に落ちた。

続きました→

 

 
 
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Wバツゲーム(目次)

キャラ名ありません。全18話。
帰宅部の高校3年生(視点の主)とバスケ部の高校1年生がそれぞれの罰ゲームにより一ヶ月ほど恋人ごっこする話。
手で抜き合う程度の事はしてますが、繋がるセックスなし。
今のところ書く予定はありませんが、罰ゲーム終了後、先輩×後輩と後輩×先輩のどっちにも進めそうな感じにしたくて、受攻もやっとしたエッチしてます。

下記タイトルは内容に合わせたものを適当に付けてあります。
性的なシーンが含まれるものはタイトル横に(R-18)と記載してありますが、全体的に描写は控えめです。

1話 二人の罰ゲーム
2話 自己紹介
3話 土曜の夜は後輩の手料理
4話 何を聞かされた?
5話 罰ゲームでどこまでするの?
6話 過去の彼女と噂と真相
7話 後輩の下心
8話 週末はバスケット
9話 もうすぐ罰ゲーム終了
10話 寂しい理由
11話 どこまで出来るか試したい
12話 まずはキス
13話 胸を弄る
14話 本気で好きになるつもり
15話 胸を弄られる
16話 脱いでベッドへ(R-18)
17話 恋人になって欲しい(R-18)
18話 互いに相手の手の中へ(R-18)

恋人になった二人が、後輩×先輩で繋がる続きができました。
続編 罰ゲーム後

 
 
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Wバツゲーム18(終)

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 軽く流してしまってはいけない類の大事な話をされていたと思うのに、ゆるゆるとしたものから段々とイかせる目的へと変化した手の動きによって、彼の言葉について考える余裕なんて欠片もない。自分だけ先に達してしまう事態にはならないよう、必死にこちらも手を動かし、先程よりずっと強い刺激を送ってやる。
 互いに吐き出す熱い息も荒くなって、どちらも限界が近そうだ。
「イキそ、……っす」
 訴える声も熱を孕んで、切羽詰まった様子が酷く色っぽい。
「ん、いいよ。俺も、イク」
 頷いて、吐精を促すように弄ってやれば、息を詰めるような吐息とともに手の平が彼の吐き出したもので汚れた。それに誘われるようにして、自分もまた彼の手の中に吐精する。
 一度大きく息を吐きだして、後は互いの呼吸が落ち着くのを待つつもりだったが、のそりと起き上がった彼がさっさとティッシュの箱を引き寄せた。
 無言のまま、まずは彼自身の汚れた手を拭いて、それからやはり無言のままぼんやりとそれを見ていたこちらの手を取り、こちらの手の汚れも拭き取ってくれる。甲斐甲斐しいなとは思うが、それよりもうちょっと余韻があっても良かった。
 それとも吐き出して冷静になったら、さっさと汚れを拭き取らなければ気持ちが悪いと思ってしまっただろうか。
「夕飯、温め直していいっすか?」
 今にも立ち上がりそうな相手に、情緒がないのか元気なだけか、多分両方だなと思いながら苦笑する。
「その前に聞かせて欲しいんだけど」
「何っすか」
「俺としてみてどうだった? イッて賢者モード入ってるだろう今の正直な気持ちは?」
 まだ俺と恋人になりたいって思ってくれてるかと聞けば、先輩はどうなんすかと聞き返されてしまった。
「お前が告白してくれたらいいなって、思ってるよ。ちゃんと恋人になって、もっと色々お前としてみたい。もちろん、お前が出来る範囲ででいいんだけど」
「俺も、先輩の恋人になりたいって、ちゃんと思ったままっす」
「じゃ、夕飯温め直すより先に、はいここ」
「えっ?」
 ニコッと笑いながら、彼が横になっていたスペースをポンポンと叩けば、不審げな顔をする。
「お前帰らなきゃいけないのわかってるし、五分でいいから。イッてスッキリしてるのお互い様だし、男同士ならこういうの必要ないのかとも思うけど、やっぱ終わってすぐさっさとベッド出て行かれたら寂しいかなって思って。恋人、って考えたらさ」
「ああ、はい」
 頷いてすぐに隣に戻ってきた相手の体を引き寄せようとして、女の子と違って大きな体に結局、自分が擦り寄ってくっついた。片腕で相手の背を抱けば、同じように抱き返される。
 抱っこして貰う時にはポンポンと背を叩かれることが多いので、それを真似て背を叩けば、どこか戸惑った声が聞こえてきた。
「あの、これって」
「うん、何?」
「俺、甘やかされてるんすか? それとも、これも甘えられてる、……んすかね?」
「どっちだと思うの?」
「甘えられてるみたいに感じるから、なんかオカシイかなって」
 確かにこちらの動作だけ見れば、甘やかしているように見えるだろう。でも甘えられてると感じる彼の感性がオカシイとは思わない。引き止めて擦り寄って行為の余韻を欲しがっているのはこちらなのだから、それを甘えと言わずなんというのか。
「じゃあ甘えてる。オカシクないよ」
 背を叩くのを止めて、抱きつくようにきゅっと腕に力を込めた。
「でもお前を甘やかしてやりたいって気持ちもあるから、いつかお前も甘えてね」
 そうだ。この可愛い後輩を、甘やかしてやりたいのだ。甘えるばかりではなく、彼にも甘えてほしいなと思う気持ちはどんどん大きくなっている。
「それ、いつかじゃなく今でもいいんすよね?」
「もちろん。何して欲しい?」
 いったいどんな風に甘えてくるんだろうとワクワクしていたら、して欲しいのではなく、キスがしたいと返ってきた。そういえばキスもこちらからするばかりだったっけ。
 いいよと言えば、背に回っていた腕がスルッと背中から肩を回って頬を撫で、最後に軽く顎を支える。元々近い顔が更に近づいて、ちゅっちゅと軽いキスが何度も唇に押し当てられた。
 それはやがて唇から離れ、顔中アチコチにキスの雨が降る。なんだか随分とこそばゆい。甘えさせて欲しいと言われて許可したはずのキスで、結局は甘やかされているようだった。
 男だし、甘え慣れてないのかもしれない。自分だって、彼の抱っこに慣れて、自分からねだるようになるまでそこそこ時間が掛かった。
 恋人になってこちらが甘やかす時間を増やせば、いずれは彼も甘やかされることに慣れるのかもしれない。
 ああ早くこの罰ゲームが終わればいいのにと、たくさんの優しいキスを受けながら思った。

<終>

罰ゲーム終了後、先輩×後輩と後輩×先輩どちらにもなれそうな関係を目指してたら、こんな感じになりました。最後までお付き合いどうもありがとうございました〜

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